デロイト トーマツ 評判。 監査法人トーマツの年収・社員評判「意外に年功序列?監査とコンサルでは残業事情が異なる?」

税理士法人トーマツ 評判 :ビッグ4と言われているけど・・・

デロイト トーマツ 評判

デロイトトーマツコンサルティングの年収は以下のようになっているようです。 デロイトの給与は、BIG4の中では最も高いと考えてよいでしょう。 ただ、年齢や経験、役職によってやはり大きく変わってきます。 また戦略コンサルタントに比べれば金額は低くなります。 (戦コンであれば最低800万円程度貰えるイメージ) 某電力会社案件などで潤っているなどと聞きますし、インセンティブや賞与などを考えると高い年収が期待できます。 特に冬の賞与に反映されるため、人によっては、通常の2倍ほどの賞与がもらえることもあったようです。 また、年俸制で新卒でも530万円という高い給与ではあるものの、家賃補助などはないので最初のうちは給与の伸びを感じにくいかもしれません。 マネージャークラスとなれば、1000万円を超えるため余裕が出てくるでしょう。 1.『』 年収800万以上や外資系への転職に強い 2.『』 評判の良い総合転職エージェント 3.『』 フリーコンサル案件に特化したエージェント 福利厚生は充実している? 各種保険 健康保険、厚生年金、雇用保険、総合福祉団体定期保険、財形貯蓄制度、労災保険 退職金制度、企業年金基金、定期健康診断、自己啓発援助など 諸手当 通勤手当、出張手当のみ 休日休暇 慶弔休暇、年末年始、夏期休暇、有給休暇(初年度10 日、最大20 日) 一般的な福利厚生となっており、目立った特徴はありません。 有給休暇も一般的な日数なので、取りやすいかどうかです。 当然、プロジェクトによって左右されるので、土日出勤しなければならないような時もあります。 閑散期やプロジェクトの間には、長期休暇を取得する人もいます。 コンサルなので当然と言えば当然です。 ただ裁量労働なので、自分でスケジュールが管理できればプライベートも確保できるでしょう。 コンサルとしての仕事の早さが問われるので、アウトプットのイメージがつかめないと深夜までタスクを行っている人も多いです。 どのコンサルにも言えることですが、優秀な上司も多いので、ハングリー精神がある人間にとっては成長できる環境ではあります。 精神的にきついと感じる人もいるため退職者もそれなりにいるため、入れ替わりが激しいのは事実です。 デロイトトーマツコンサルティング合同会社の情報 事業内容 4大監査法人の一つであるDeloitte Touche Tohmatsuのメンバーファームでクライアントの事業戦略立案から実行まで一貫して支援しています。 2,300名規模のコンサルタントが、デロイトの各国現地事務所と連携して、世界中のエリアで最適なサービスを提供することを目指しています。 他の外資系ファームと比較すると穏やかな社風で、人材を育成するという風土があるといわれています。 もし、外資系への転職が不安であれば、お時間がある時に以下記事を読んで頂くと良いかと思います。 参考記事: 会社の特徴 4大監査法人のグローバルネットワークを活かしたクロスボーダー、クロスファンクション(コンサルティング、フィナンシャルアドバイザリー、監査、税務)でのワンストップソリューションの提供が強みといえます。 2006年当時300名程度だった人員は、2017年には2100名以上にまで急増しています。 社内での会社の評価は「堅実な社風」と捉えられており、会社の将来性や成長性、安定性においては高い支持を得ています。 インダストリーサービスでは、日本と米国で混成チームを組成し、日本と米国における銀行業の収支構造やビジネスモデルなどの違いの具体的な調査を行い、トータルサポートを実施しています。 抽象的ではなく具体的なサポートをすることで、クライアントのグローバル展開における大きな足掛かりをつくり貢献することに成功している会社です。 その他にも情報・メディア・通信・資源・自動車などの様々な分野においての活躍が見られます。 あとは、東電案件が何かと話題ですよね。 BIG4について ご存知の通り、デロイトはBIG4の一角です。 日本のBIG4系コンサルとして最も規模が大きく、リーダー企業として存在感を示しています。 その他BIG4については以下にまとめていますので、お時間ある時に読んで頂けると幸いです。 ・ 教育制度の評価と新卒の教育・中途採用の場合の教育は? 各インダストリーやコンピテンシーユニット主催の勉強会などあるようですが、全員が受けるわけではありません。 成長環境かどうかは、所属の上司やユニットの状況に左右されるため、主体的にプロジェクトを選ぶ意思を示すことが必要です。 上司等への相談はしやすいとの話も聞くので、自分の動きによって大きく変わるはずです。 新卒採用の場合には、1. 5か月の研修と1か月のOJTがあるようです。 中途入社になるとペーシックなPCスキルと成果物作成スキルを1週間ほどの研修で教わるようです。 BIG4の中でも年収が高いため、戦略系ファームからの転職者が比較的多い印象です。 専門性の高い人材も募集しているため、事業会社やSIerから転職する方もいます。 転職者に求める資質については、以下のようなものが挙げられます。 「日本の国際競争力の再興」「企業のみならず政府・NGO等を含むクロスセクターでのインパクト創出」という広い視野と志を持つ人• グローバルPJが大半であるため、志向性・語学力は必須のため、英語などを学んできた人• 積極性、協調性、根気強さ・打たれ強さ、泥臭い仕事を厭わない覚悟など、仕事に対して熱意のある人 コンサルファーム出身者であれば、比較的良い条件で、かつ採用可能性も高いため、穴場の転職先と言えそうです。 経験業務 転職を成功させる上で、事業との関連性を経験業務を持って語れることは重要です。 デロイトは、幅広くアドバイザリーサービスを提供しており、一概には言えませんが、代表的な アドバイザリーサービスにおいてどのような経験が求められているかをまとめました。 戦略 ・経営戦略コンサルティングファームでのコンサルタントとしての実務経験 ・事業会社等での経営企画部門・新規事業開発部門での実務経験 ファイナンス ・経理・財務部門における改革プロジェクト経験 ・ 経理・財務部、経営企画部などの計数管理、計画立案を遂行する部門での経験 デジタル ・コンサルティングファームでの実務経験 ・システム開発経験(アプリケーションまたはインフラストラクチャー) ・インターネットサービス企業やWebサイト企画・運営会社などでの実務経験 ・事業会社の経営企画・情報システム部門などでの実務経験 当てはまらないからと言って諦める必要はありません。 自分の経験をデロイトの業務に紐付けることができるか考えてみましょう。 デロイト内部のコンサルタントや転職エージェントに相談すれば、新しいアイデアも生まれるのでオススメです。 求められる人柄や会社の雰囲気など 外資系の割には堅実な社風ではありますが、仕事をこなしていく裁量を持たせてもらうが出来ます。 中途採用者が活躍していることからも、今まで培ってきたコンサルスキル、ITスキルがあれば、非常に活躍しやすい場所であるともいえます。 多忙のためか、飲み会などがあまりされていないとの話もあるので、仕事とプライベートを割り切ってやっていきたい人にも向いているかもしれません。 デロイトトーマツコンサルティングへの転職を検討している方がすべき1つのこと ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。 その理由は下記3点です。 Webには出てこないデロイトトーマツコンサルティングのリアルな情報が手に入る可能性がある• デロイトトーマツコンサルティングおよびその他ファームの非公開求人を紹介してもらえる• 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる デロイトトーマツコンサルティングへの転職を目指す方へのおすすめエージェント デロイトトーマツコンサルティングを目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。 転職エージェント 登録すべき人 ランスタッド 高年収を目指す、すべての方 Type転職エージェント 年収800万以下のすべての方 アクシスコンサルティング コンサルタント転職を目指す、すべての方 ランスタッド は、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。 39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。 年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。 世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。

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デロイト トーマツ コンサルティング 新卒採用 | 採用情報

デロイト トーマツ 評判

デロイトトーマツ税理士法人は、世界の四大会計事務所、Big4にあたるデロイト トウシュ トーマツのメンバーファームである。 在日外資系の大手、日系多国籍企業などにもグローバルにコンサルティングや税務サービスを提供している。 今回は、デロイトトーマツ税理士法人に勤務する40代のDさんに、仕事内容やキャリアコース、評価、勤務環境などについてお話を伺った。 仕事内容:国際税務の仕事 「税理士法人にて国際税務 移転価格 を担当しています。 日本の移転価格税制への法令遵守に関する税務アドバイスを中心に、移転価格調査を受けているクライアントへのサポート、租税条約に基づく二国間交渉のサポート、二国間事前確認のサポートを行っています。 ()国際税務ですので英語に触れる機会は大変多く、語学力の高い方が活躍できる職場とも言えます。 税法の解釈だけでなく、クライアントが属する産業の動向、クライアントのビジネスモデル、競合他社との差別化戦略などの知識が役に立つ職場でもあります。 プロジェクトは、だいたい、1人のパートナー、1人のマネージャー、数名のスタッフというチーム編成で行います。 」 採用時の志望動機:クライアントが満足する税務アドバイスを目指す 「税理士法人と聞くと税務の専門家というイメージが先行するかと思いますが、専門家として能力を発揮するためにはクライアントに選んでいただけなければなりません。 税法の解釈だけでなく、クライアントが価値を感じるだけの幅広い知識がないと、クライアントに選んでいただけません。 この理解を前提に、競合他社よりも一歩先に行く税務アドバイスができることがこれから必要になると伝えました。 」 仕事のやりがい:税務知識豊富なCFOに喜んでもらえる 「実際に選んでいただいたクライアントに、アドバイスを通じて喜んでいただけることが大切です。 上場企業のCFOが有する税務知識は想像よりはるかに高く、こちらが提供するアドバイスのレベルも当然高いレベルを要求されます。 クライアントの厳しい要求レベルに応えられて、喜んでいただけた時が最高に嬉しいときです。 また、海外進出を本格化させようという企業に対するアドバイスも、頼られる感覚が心地よく、満足いただいたときに喜びを感じます。 」 残業時間:プロジェクトの締め切りが重なると・・・ 「平均的に毎月20時間程度の残業をしていると思います。 税務アドバイスに関わりませんが、期日がある仕事で、複数のプロジェクトの締め切りが特定の日に集中することが多いからです。 しかし、情熱を持ってやれる程度の残業ですので、健康を害するほど過酷ではありません。 」 年収・手当・福利厚生:年俸制のランク給 「大学院卒の正社員で、転職で入社しました。 中途採用入社2年目の正社員で40代です。 役職はマネージャー以上で、年収は1500万円です。 こちらはボーナス込みの年俸です。 福利厚生は社会保険・試験休暇・退職金制度があります。 海外駐在制度があり、数年間海外で職務を行いスキルアップする機会を得ることができます。 また、語学力研修制度もあり、授業料の一部を会社が負担してくれる制度もあります。 」 評価制度:成果主義で概ね公平 「年功序列か成果主義かといったら、成果主義です。 部門にもよると思いますが、社内の評価方法は整備されていて、その運用で下される社内の評価は、個人的には概ね公平だと感じます。 新卒と中途の差はあまりありません。 あまりないと表現するのは、中途では示すべき実績がないので、その点で昇進の不利は免れないといういう点は多少あるからです。 社内の昇進の速度を考えると、30代前半で1000万円を超える方は、順調にキャリアを積んだ方だと思います。 お給料は職員のランクによって決まります。 ただ、中途の場合は調整給が支給されるようです。 ランクはアソシエイト、シニアアソシエイト、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクター、パートナーの順番で上がっていきます。 新卒で入社した方で30歳でシニアマネジャーの方もいますし、実力がありながら昇進を辞退する方もいますので、キャリアのデザインは十人十色と言えます。 なお、海外での駐在経験はキャリアデザインの花形だと思います。 海外駐在をせずに昇進を重ねる方もいますが、少し遅れても海外駐在を経験して昇進された方が楽しく仕事ができるかもそれません。 海外駐在も希望を重視しますので、ご自身の判断が前提になります。 入社は、税理士法人ですので、原則として、公認会計士、税理士、米国公認会計士の資格をお持ちの方々が採用されます。 TOEICは部門により目安が異なるはずですが、英語の能力が高いと入社に有利です。 」 社内研修・社員教育 「研修制度は大変充実していると思います。 自席のコンピュータで行なうイーラーニングの数はとても多く、また、座学の講義形式のセミナーも多数存在します。 時間があれば参加できる研修は少なくありません。 また、海外で研修を受ける機会も存在します。 」 女性の待遇:女性管理職も多い 「女性の上司は複数いますし、年下の上司も珍しくありません。 正確ではありませんが女性の管理職の割合は、35パーセントは確実にいるような気がします。 私は男性ですが、育休や時短勤務を実践している女性管理職もいますので、女性というハンデはないと思います。 」 社内恋愛:出会いの場は多いかもしれない 「社内恋愛も少なくなく、職場の出会いを結婚まで温めたカップルもよく見かけます。 職場でのコミュニケーションを推進するために、色々と工夫をしているのがわかります。 パワハラやセクハラ防止にも力を入れていますし、出会いの場はもしかすると多い職場かもしれません。 男女の性差なく、クライアントに価値ある税務サービスを提供しようという気持ちを持って働いている方々は格好よく見えます。 」 仕事はおすすめ?:貪欲に知識を吸収する専門家タイプのマインドの方に 「貪欲になんでも知識を吸収したいと考える専門家向きのマインドを持っている方で、語学力に自信のある方には心地いい職場と言えると思います。 また、専門家ですが営業マインドがなければクライアントに選んでもらえません。 なるほどと唸る小噺を幾つもできる引き出しの多いタイプには向くと思います。 反対に、人材異動がない職場なので、同じことをずっとやることがつまらないとかんじるかたには、あまりお勧めできる職場ではありません。 」 移転価格、二国間交渉のサポート業務について 「日系の製造会社が東南アジアの子会社に作らせた製品を日本の親会社が購入する例を考えます。 東南アジア諸国は総じて法人税率が日本よりも低いため、親会社が子会社から製品を通常よりも高い価格 市場価格よりも高い価格 で買うと、子会社にたくさんの利益が残ります。 親子会社間取引に代表されるグループ間取引でつけられる価格を移転価格といい、この移転価格を操作することによって、日本で課税されるべき利益 所得 を海外へ移転するのを防止する税制が移転価格税制と言います。 移転価格税制は世界各国で運用されているのですが、時として各国税務当局の考え方の違います。 例えば、日本当局は親会社は移転価格を操作して利益を圧縮し法人税を少なくしたといい、東南アジアの税務当局は移転価格操作はなく、子会社の納税は適正と考えることが少なくありません。 親会社が、税務調査の結果、法人税を追加納税した場合、企業グループという視点で見ると、追加納税の部分は日本の親会社と東南アジアの子会社が重複して払っていることになります。 この重複して払っている部分が二重課税部分です。 この二重課税部分を解消するために、企業グループは租税条約に基づく外交交渉 相互協議 の実施を日本と東南アジアの両方の政府にお願いして、交渉をしてもらいます。 この交渉の資料準備をするのが、租税条約に基づく二国間交渉のサポートです。

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税理士法人トーマツ 評判 :ビッグ4と言われているけど・・・

デロイト トーマツ 評判

中学生のホワイトハッカー 西尾さんがデロイトに入社したのは、2016年11月のことだ。 入社した時点でシニアコンサルタントだったが、9カ月後には管理職のマネジャーになった。 高学歴の人材が集まるコンサルティング会社にあって、西尾さんは異例の存在だ。 「最年少」のキャリアは、どう形成されたのだろうか。 西尾さんは、大阪府八尾市で育った。 実家は、鉄工所を経営していた。 小学生のころは、カードゲームの遊戯王に夢中だったという。 「正直、勉強は苦手。 自分にとって学校は、友だちに会いに行くところだった」と西尾さんは振り返る。 9歳のころ、母方の叔父から、Windows 98がインストールされたパソコンをもらった。 スタートメニューに入っていたプログラムを片っ端から開いているうちに、「どうして動くのか」と興味を抱いた。 ファイルをWindowsのメモ帳で開くと、意味の分からない文字が羅列されている。 西尾さんは「この、わけの分からない文字がプログラムになるのか。 これはすごい」と思った。 Windowsに付属するソフトのひとつに、お絵描きソフト「ペイント」があるが、当時は特定の色を選択する機能がなかった。 新しい機能をつけることを目標に勉強を重ね、半年後には、特定色を選択する機能を実装するプログラミングができるようになったという。 サイバーセキュリティーの世界に入ったきっかけは偶然だった。 プログラミングの記述に誤りがあると、英語のエラーメッセージが表示される。 中学生だった西尾さんは、メッセージを検索エンジンにコピペして、英語のサイトを参考にしながら、エラーを修正していた。 海外のサイトを調べていくうちに、プログラムの記述の誤りを悪用して、プログラムの作者が意図しない動作をさせることができることがわかった。 「サイトに例示されていたプログラムを少し書き換えれば、こういう攻撃が可能だろうと思って調べてみたら、とっくにやっている人たちがいた」 「とっくにやっている人たち」が、様々なコミュニティを形成していることもわかってきた。 それが、「ホワイトハッカー」への入口だった。 ネット上には、様々なコミュニティが存在する。 同じ目的に向かって進むグループをシップ(船)と呼び、参加者はクルー(乗組員)と呼んでいたという。 サイバーセキュリティー関連で世界的に有名なコミュニティとしては、サイバー攻撃を仕掛けるアノニマスやシリア電子軍などがある。 ゲームの改造をするシップもあれば、数学が好きなクルーが集まるシップもある。 西尾さんが参加したのは、サイバーセキュリティーのシップだった。 攻撃を仕掛ける集団は、なぜ攻撃をしかけ、次はどんな攻撃をするのか? こうした情報を集め、共有する。 攻撃対象となっているシステムに存在する脆弱性を、攻撃者よりも先に発見して報告する。 ハッキングの世界で、悪意のある攻撃に対処するホワイトハットと呼ばれる集団だ。 ホワイトハットとブラックハット 制作:小島寛明 舞鶴高専への進学、そして中退 家業の鉄工所を継ごうと考えていた西尾さんは中学を卒業し、舞鶴工業高等専門学校(京都府舞鶴市)に進んだ。 寮生活を送っていた高専生時代は、一晩中、シップの活動にのめり込む夜が続いた。 クルーとのやり取りに必要な英語も、少しずつ上達した。 西尾さんは「クルーとの会話が一番の楽しみだった」と言う。 そのうちに西尾さんは、ゼロデイと呼ばれる未知の脆弱性の発見と、それらを利用したサイバー攻撃に関する情報収集が自分の得意分野だと考えるようになった。 攻撃者の意図を見抜くには、英語だけでは不十分だ。 告発サイトなどウェブ上に点在する情報には、様々な言葉が使われている。 次第に、ロシア語、ドイツ語、韓国語、中国語の文書も辞書を引きながら読みこなせるようになったという。 当時は、未知の脆弱性を発見しても報酬が出ることはめったにない。 代わりにクルーの間では、どれだけ多くの脆弱性を発見・報告するか競争がある。 西尾さんは、年間200件ほどの脆弱性を報告したという。 「お金が絡むと情報を囲い込みたくなるけれど、無報酬だからみんな惜しげもなく情報をシェアする。 反対に、情報をシェアしなくなったクルーは、投票で船を降りてもらうこともあった」 高専に入って2年めの冬、実家の鉄工所の経営が苦しくなっていた。 「ドロップアウトしても、自分のスキルで食って行けるはずだ」と、高専を中退して、就職することにした。 履歴書に16歳と書いて送ったら、応募した会社から「年齢が間違っていませんか」と、問い合わせが入ったこともある。 高専をやめて以降、西尾さんを取り巻く環境は目まぐるしく変化する。 最初に就職したのは、冠婚葬祭のウェブサービスを展開する大阪のベンチャー企業だった。 通常、3カ月ほど前から予約する式場を、サービスをパッケージ化することで、1カ月前の予約でも挙式ができる新規事業の立ち上げに加わった。 西尾素己さん。 ホワイトハッカーとしてサイバーセキュリティの知識を身に着けてきた。 写真:今村拓馬 2014年末、サイバーセキュリティーの分析を専門とするFFRI社に転職した。 攻撃する側と守る側の立場から新たな脅威の先行発見や、それらを防ぐ技術への転用技術に関する基礎研究に携わった。 金融機関や官公庁のネットワークに潜む脆弱性を見つけ出す。 シップで、実際に攻撃を仕掛ける様子を観測する活動から学んだことが、活かせる仕事だった。 約1年後の2016年2月にはヤフーに転職。 CISO(最高情報セキュリティ責任者)の補佐として、日本最大のウェブ企業のセキュリティを担う立場になった。 ヤフーでは、社内でホワイトハットを育成する仕事に取り組んだ。 同じ年の11月、デロイトに移った。 転職を重ねた西尾さんは、転職エージェントをフル活用している。 独特な転職エージェントの「活用法」 西尾さんは転職にあたって、「これまでに身に着けてきた知識と技術を、広く拡散させるにはどうしたらいいか」と考えた。 調べていくうちに、デロイトで執行役員を務める國分俊史氏の活動が、西尾さんのセキュリティ観に近いと分かったが、ハードルは高そうだ。 「デロイトを調べれば調べるほど、自分の年齢と学歴が採用の障壁になるんじゃないかと思った」と振り返る。 そこで西尾さんは、転職エージェントの分析を重ねた。 コンサル業界に強いエージェントはどこか、デロイトと関係が深いエージェントは ——。 エージェントに相談し、面接にこぎつけた。 最初の面接の担当者は、國分氏だった。 西尾さんは、思いを伝えることができた。 コンサルタントとして、西尾さんが取り組んでいるのは、セキュリティ対策基準の普及だ。 アメリカの国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology, NIST)は2015年6月、情報システムのセキュリティ基準として、NIST SP800-171を定めている。 米国防総省が防衛装備品などを納入する日本企業を含むすべてのサプライヤーに対し、2017年12月末までにこの基準に対応するよう求める通達を出している。 デロイト入社後、西尾さんはNISTの基準に対応するサービスを開発するプロジェクトに携わってきた。 西尾さんは「アメリカの企業が、この基準に対応したサービスを提供しているが、サイバー空間における安全保障を考えるうえでは国境が重要になる。 重要な情報は、やはり日本の国内に置いておきたいというニーズに応えるサービスだ」と説明する。 入社9カ月後にマネジャーになり、部下ができた。 当然だが、部下はみんな年上だ。 サイバーセキュリティーの専門的な知識を武器に全速力で突き進んできた西尾さんには、いつの間にか叱ってくれる上司がいなくなった。 だからこそ、「ちゃんと叱れる上司でいないと」と考えている。 20歳でシニアコンサルタントになったのも、21歳でマネジャーになったのも最年少だった。 目指すのは、最年少のパートナー(執行役員)だ。 (文・小島寛明).

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