古文 対策。 大学入試~最強の古典(古文)勉強法②発展編(大学入学共通テスト対策)

福岡大学(入試・受験対策)|英語の傾向・選択科目・古文・現代文

古文 対策

採点基準が明確に示してあり、自己採点でも正確な採点ができる点は良い。 ただし、全統模試で偏差値60程度の実力だと、本書の記述問題は難しすぎると思う。 レベルの低い人が本書をやっても、似た問題が出たときに、同じレベルの答案を 作成できるようになっているとは思えない。 記述式の国語は、理屈では捉えどころのない 難しさがあるので、付け焼刃で対策しても通用しない。 慣れや経験が絶対に必要である。 ところで、名古屋大学など、理系でも二次試験で国語が課される大学(学部)がある。 通常、理系科目の対策で忙しく、配点の低い国語の対策に時間を使う余裕はないので、 普段はセンター試験用の勉強だけにしておき、二次試験直前期に「得点奪取」シリーズで 記述式の国語に慣れようとする人が多い。 しかし、全統模試や冠模試で解いた国語の問題を 復習するほうが効果的なうえ、時間の節約にもなるので、そうするべきだと思う。 それでも忙しすぎるくらいだ。 理系に「得点奪取」シリーズは負担が重過ぎる。 古文の国公立大二次試験対策を想定した、記述式中心の実戦問題集。 主に旧帝大レベル志望の文系の人や、他の国公立大志望でも二次試験で高得点を狙いたい人が対象。 普通の問題集が解けるようになった後に、より実戦的な問題演習をこなしたい人におすすめ。 問題と設問のレベルは、市販の古文問題集ではおそらく最高峰だろう(その上の段階には「ライジング古文」(桐原書店)や「国公立大の古文」(日栄社)があったが、いずれも既に絶版となっている)。 解説も充実しており、ある程度実力のある人が演習していく分には支障はないだろう。 学力を伸ばすためには、まず自力で解答を作成すること。 それを模範解答と照合し、どのように、なぜ違うのかをきちんと把握し、今後の学習に役立てることが必要である。 なお、理系ならば、東大理科や京大理系などの志望者でも、本書に取り組むことは必須ではない(前段階(具体的には同社の「入試精選問題集古文」など)までで十分(または手一杯)であり、過去問演習や、他教科・科目(数学・英語・理科)の勉強を優先すべきであろう)。 第一部では、解釈問題・説明問題・要約問題というように設問の種類ごとに典型問題が、第二部では説話や随筆などジャンルごとに練習問題があり、それぞれに詳しい記述解答の書き方が説明されています。 解説では、記述の際の注意点が順を追って非常に丁寧に説明されています。 出来上がった解答を提示するだけでなく、どう考えてそういう解答に至るのかという視点で説明がなされています。 例えば、「指示語の内容を具体的に書く」「重要な慣用表現を訳す」というようなポイントが明示されています。 採点基準は相当の細かさですよ。 本書で記述の訓練をしておけば、難関国立の二次はバッチリです! ただ、やりぬくには相当の学力が必要です。 文法・単語・古文常識などの基礎知識が身についていて、かつ標準レベルの問題集(例えば『中堅私大古文演習』など)を一冊終わらせたあとに、あくまで長文の記述答案をつくる訓練としてやるものでしょう。

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関関同立の古文の勉強方法まとめてみた【難易度・対策・参考書】

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阪大国語 ~センター試験は全国平均+40点以上!二次試験は難問だが、良問! 正しく学べば報われる!~ 現代文対策 高3の8月上旬までの学習法 語彙力のアップが読解への最優先課題です。 英語などの学習に語彙力が不可欠なのと同様に現代文でも語彙力は重要です。 読書を怠ってきた人にとって、今からの読書で語彙を増やすことは非効率的ですので、常用漢字の意味が分かることを最優先課題にしてください。 漢字問題集は学校で配られたもので十分です。 強いて言うならば、漢字の「意味」が書いてあるものの方が辞書を引く手間が省けて良いと思います(実際は辞書を読むことにも意味がありますが、時間がかかります)。 漢字検定で言うと2級くらいが目安です。 高3の10月中旬までの学習法 上記の内容をベースに記述の問題集を2日に一度解いてください。 今までの読書量が少なかった人は問題集2冊(20題ほど)はやって欲しいです。 期限は高3の10月までです。 問題集は、評論の解説のコーナーに「本文要約」のついた問題集をお勧めします。 解説を読むだけでなく、記述の場合、模範解答と自分の解答を見比べて、模範答案の真似をするのが重要です。 書写することにも意味があると思います。 センター試験のボーダーが大阪大学は高いので、センター試験のことを優先的に考えて欲しいのですが、どうしても記述を多くやりたいという人は、記述式の問題集や実際の大阪大学の過去問(ただし、直近5年は直前演習用に残しておく!)で訓練すると良いでしょう。 センター試験前日までの学習法 前述の通り、センター試験のボーダーが大阪大学は高いので、センター試験前日までは、記述のことは少し置いておき、センター試験の形式に慣れてください。 センター試験をクリアできなければ二次試験の対策が完全に無意味になります。 2000年頃から最新のものまでは本試験だけは必ず解いてください。 2000年より前のものは文章が短く、「時間制限の訓練」には適していません。 週に2題。 最初は評論35分、小説30分から始めてください。 1年分解くごとに30秒から1分、解く時間を短くし、最終的に評論25分、小説20分で解けるようにしてください。 「丁寧に高得点」から、「丁寧に早く高得点」へを目指します。 評論は25分で38点以上、小説は20分で38点以上を目指してください。 二次試験前日までの学習法 センター試験ばかりに慣れた頭を、二次試験の問題に慣らしてください。 センター試験終了の夜からでかまいません。 「高3の10月中旬までの学習法」で使用した問題集や大阪大学の過去問を解き直し、頭を記述の問題向きに切りかえてください。 その後、最近の問題を5年解いてください。 ちなみに10年以上前の問題から解き始めても構いませんが、あまり古いものからやりはじめると、最近の問題まで辿り着かずに本番を迎える人がいるので計画的に解いてください。 なお、自分が受験する学部の問題だけでかまいません(文学部or文学部以外の学部)。 無理な場合、旺文社の入試問題正解、教学社の赤本、駿台文庫の青本、など複数のプロの答案を見て、解答要素を自分の解答と照らし合わせ、なるべく、プロの答案に近い要素で解答を書けるように心がけてください。 なお、プロの模範答案同士も若干のズレはありますが、そこは問題ではありません。 どの模範答案にも書かれている要素に注目してください。 高3の9月上旬までの学習法 語彙力のアップが最優先の課題です。 市販の古文単語集、学校で配られた単語集、何でもかまいませ ん。 以下を目安にセンター試験前までには最低300語以上を頭に入れてください(ただし、多いに越した ことはありません。 読解などで語彙数を増やしていき、最終的な理想の語彙数は600語です)。 古文単語帳の構成はできるだけ、形容詞編・形容動詞編・動詞編・名詞編・副詞編と品詞で分かれているものを推奨します。 そこから、主に動詞、形容詞、形容動詞の文章の要をなすものをまずは覚えるようにしましょう。 まずは、夏期講習前までに動詞・形容詞・形容動詞を100単語以上、そして、夏休み中に副詞・名詞を含めて、動詞・形容詞・形容動詞も新たに100単語を覚えてください。 これで200語以上の古文単語力がついています。 また、本来ならば高2で全範囲が終わっていることの多い古典文法ですが、曖昧な人が多いという現状だと思います。 よって、7月上旬までに用言と助動詞を、夏期講習中に助詞と敬語をマスターしてください。 なお、助詞は読解と共に、敬語は単語帳でという覚え方でもかまいません。 高3の10月中旬までの学習法 古文を読みなれていないと、「覚えた単語・文法が文章中に出ているのに気がつかない」ということになります。 文法の解説なども充実した参考書を推奨します。 また、単語は貪欲に、読解で追加したり、単語帳で追加したりしながら前述の通り、最低300単語は頭に入れておいてください。 ちなみに、選択式の問題であっても、選択肢を見ずに自分の力で解答を作ってみることをお勧めします。 例えば、「傍線部分の解釈として最も適切なものを選べ」とあれば、単語や文法の意味に照らし合わせて逐語訳を作成する。 そして、選択肢の中に自作した解答と同じものがないかを確認します。 この時点で選択肢に自分の解答がなければ、もう一度本文を読み、答えを作ります。 この方法を「どういうことか」「なぜか」といった設問すべてで実践します。 これで記述する力と、その後に自分の答えを選択肢から選ぶことで選択肢の吟味の方法とを身につけることができます。 なお、文法などを無視したテクニック系の参考書は二次試験に対応ができないので注意してください。 どんな問題でも、時間と辞書があれば、解答できるまでの能力を身につけることが重要です。 センター試験前日までの学習法 センター試験前日までは、センター試験の形式に慣れてください。 時期としては現代文と同じく10月中旬か下旬からセンター試験の過去問を始めてください。 2000年頃から最新の本試までは必ず解いてください。 週に2題。 最初は古文30分から始めてください。 1年分解くごとに30秒から1分、解く時間を短くし、最終的に古文20分で解けるようにすることをお勧めします。 古文は、20分で38点以上が理想です。 その後、2000年頃の問題から全て解いてください。 解くのは自分が受験する学部の問題だけでよいです(文学部or 文学部以外の学部)。 最初は時間を計らずに、徐々に時間を計ってください。 答案は、できれば、予備校や学校の先生に採点をしてもらってください。 無理な場合、旺文社の入試問題正解、教学社の赤本、駿台文庫の青本、など複数のプロの答案を見て、文法要素、単語の訳出、指示語の抜き出し範囲を自分の解答と照らし合わせてみてください。 高3の9月上旬までの学習法 語彙力のアップを秋までに行ってください。 使うものは、学校で配布されている句形集や研伸館の国語資料集などでかまいません。 再読文字・比較・受身・使役・否定・疑問・反語・抑揚などの基本的な句形や漢文語句の意味、読み方を押さえてください。 また、多くの句形集や参考書には句形以外に「覚えるべき漢字(重要単語や用字の一覧として掲載)」が100字程度載っています。 時間が許す限り覚えましょう。 高3の10月上旬までの学習法 漢文は読み慣れていないと、「覚えた句形が文章中に出ているのに気がつかない」ということになります。 問題集は、解説を読むだ けでなく、覚えていない句形や語句を追加で覚えることも重要です。 また、もっている句形集は貪欲に覚え続けてください。 どんな問題でも、時間と辞書があれば、解答できるまでの能力を身につけることが重要です。 なお、選択式の問題であっても、選択肢を見ずに自分の力で解答を作ってみるという古文で記載した方法は漢文でもすることをお勧めします。 センター試験前日までの学習法 センター試験の形式に慣れてください。 高3の10月中旬か下旬からセンター試験の過去問を始めてください。 2000年頃から最新の本試までは必ず解いてください。 週に2題。 最初は制限時間25分から始めて1年分解くごとに30秒から1分と、解く時間を短くし、最終的に漢文を15分以内で解けるようにしてください。 漢文を15分で40点以上取れるようになれば、かなり有利にセンター試験は戦えるはずです。 その後、2000年頃の問題から全て解いてください。 できれば、予備校や学校の先生に採点をしてもらうのが理想ですが、無理な場合、旺文社の入試問題正解、教学社の赤本、駿台文庫の青本、など複数のプロの答案を見て、訳し方や指示語の抜き出し範囲などを自分の解答と照らし合わせてみてください。 きちんと書かないと、小さなミスで減点され、理解できているのに点が無いということが漢文はありますので注意してください。

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センター試験国語で9割を取るための最短対策・勉強法と参考書【現代文・古文・漢文】

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はじめに センター古文に苦手意識を持っている受験生は多いです。 古文は日常生活で読む機会は滅多にありません。 同じ日本語ではあるけれど、英語以上に馴染みを感じない…と思う人も多いでしょう。 私も、古文は本当に苦手でした。 高校3年生4月の模試で10点しか取れなかったことを今でも覚えています。 (問1の語句問題1つと問2の文法問題しか合っていませんでした…。 )3年4月の時点で、文系受験生としてこれはマズイと感じました。 古文は勉強した分だけ「確実に」得点が伸びる科目です。 そして、キーポイントである古文の特徴についても詳しく説明していくので、ぜひ読んでいってくださいね。 問1は現代語訳ができるかどうかが問われ、問2では文法事項をきちんと理解できているかが問われます。 問3以降は心情問題や理由説明など文脈の読み取りができているかが問われます。 この形式はおそらく今後も保たれるでしょう。 語句と文法問題は必ず出題されるので、ラッキー問題だと思って必ず正解できるように対策を講じる必要があります。 その対策については「センター古文の勉強法」の中で後述するのでぜひ読んでいってくださいね。 問3以降は読解能力が重要になります。 その読解能力は、単語力と文法力という土台の上で成り立ちます。 単語も文法も理解していなければ文章は読めませんよね。 つまり結局は単語力と文法力です。 まずはその2つの力をしっかりと形成していく必要があります。 センター古文の難しさ センター古文は難しい科目なのでしょうか? 例年、センター国語の中で一番得点率が低いと言われているのが古文です。 古文は、現代語訳ができないと文脈理解問題はいっさい答えることができません。 さらに、登場人物や動作主が不明瞭であったり、一文が2,3行にも渡りややこしかったりと、理解しづらいところがあります。 しかしながら、センター古文は、決して難しいことを聞いてきてはいないのです。 文章も現代語訳してみると、なんてことない内容の日記だったりします。 作者自身の自慢話であったり、男の人が意中の女の人に会いに行こうとしているだけだったり。 読んでいて笑ってしまいそうになるような物語だったりもします。 言ってしまえば「大したことは書かれていない」のが古文です。 大したことは書かれていないのに、なぜ内容を理解できないのか。 それは、大したことが書かれていないからこそ省略が多く、また、当時常識であったことはいちいち文章の中で説明されません。 現代に生きる私たちにとっては、当時の常識は習得しなければ知り得ないし、理解もしづらいでしょう。 そのような要因から、古文読解は容易ではないのです。 私たちに求められているのは古文の単語と文法理解、更には当時の常識と時代背景に関する知識を得ることなのです。 古文は、英語と同じように単語を知らなければ何も読むことができません。 単語が命です。 しかし、ご安心を!古文は英語と違って、覚えるべき単語の量が格段に少ないのです!最低300語を習得してしまえば、センター古文には確実に太刀打ちできます。 なぜかというと、本書は各単語の「語源」から意味を説明してくれているからです。 英単語のように0から覚えるのとは違って、古文単語は、現代の言葉と似通っていたりするので(今でも同じ言葉が使われているのに意味が全く異なるなど。 )ごっちゃになってしまいます。 ですので、古文単語は「語源」がポイントです。 本書はイラストとともに語源について詳しく説明がされているので、意味が頭に入ってきやすくなります。 理屈で覚えられるので記憶に残りやすいでしょう。 この単語帳を使って日々単語学習を繰り返しましょう。 理想は毎日学習することです。 毎日はできなくてもせめて一日置きに学習することを心がけてください。 その日学習したユニットを次の学習の際に復習したり、一週間ごとにユニット全体の復習をしたりなど、何度も反復することで記憶を定着させましょう。 単語を覚えていても文法を理解していなければ、文章は読み解くことができません。 文章を読み解く要となる文法事項をしっかりと頭にインプットしましょう。 まずは学校から配布される文法書に取り組みましょう。 暗唱するなどして活用はしっかり頭にいれるようにしましょう。 動詞の活用をきちんと覚えることができたら、形容詞の活用、その次に形容動詞の活用、と移行していきましょう。 形容詞はク活用とシク活用の2つがあります。 見分け方は形容詞の後ろに「なる」をつけて「〜くなる」となるか「〜しくなる」となるかで判別します。 形容詞は比較的わかりやすいですね。 形容動詞はナリ活用とタリ活用があります。 助動詞「なり」「たり」との識別問題が頻出なので注意しましょう。 用言の活用形に関しては、教科書や文法書についてる活用表をビジュアルで覚えてしまいましょう!表を見ながら暗唱したり、「覚えた!」と思ったら表を見ずに活用形を書き出してみたりしながら、確実に頭にインプットしていきましょう。 数も多く覚えるのが大変ですが、語呂合わせを利用するなど自分にあったやり方を見つけて覚えていきましょう。 私は国語の先生が考えてくださった替え歌で助動詞の意味を暗記しました。 活用形は、用言と同じように活用表をフル活用して覚えましょう。 結局は暗唱することが一番身になると思います。 助詞は、意味と接続を覚え、複数の意味を持つ場合は文脈で意味を判断する力が必要になります。 副詞は意味を覚えることの他にも、副詞の呼応(語尾に打ち消しの助動詞を伴う等)を理解する必要があります。 文法書をフル活用してきちんと覚えていきましょう。 この3つをしっかり区別できるようになれば、古文読解は飛躍的にできるようになります。 まずは重要単語を覚え、それから活用形を理解しましょう。 活用の仕方によって尊敬語と謙譲語で意味が異なってしまう単語(「給う」など)もあるので十分に注意が必要です。 古文は、身分の格差が厳しい時代に書かれた文章なので、敬語が文章読解のキーポイントになることも多くあります。 敬語の学習にはきちんと時間を割くようにしましょう。 敬語の重要さについては、後述します。 時代背景と当時の常識を知ることで古文は格段に読みやすくなります。 古文は日記が題材となることも多くあります。 あなたは、自分の日記で、わざわざ他人に伝わりやすいように状況説明などしますか?おそらく、しないと思います。 平安時代の人も同じです。 日記でわざわざ常識的なことを説明しません。 日記でなくても、当時の常識はわざわざ解説されないでしょう。 ですので、古文では基本的にその当時「当たり前であったこと」は書かれていません。 たとえば、『土佐日記』は紀貫之が女性に扮して書いた、とても有名な日記ですね。 なぜ紀貫之は女性のふりをして日記を書いたのでしょう。 それは平安時代、「男性は漢字を用いて公的なことを記し、女性はひらがなを用いて私的なことを記す」という一般的な慣習があったからです。 当時、男性がひらがなを用いることは良しとされない風習がありました。 男性の間で日記を書くことは流行っていましたが、すべて漢字で記されていました。 しかし、紀貫之は、私的な旅の内容とその時の感情を表現するために、ひらがなを用いたかったのです。 そんな経緯があって、女性に扮してひらがなで日記を書いたのでした。 このような背景知識があるのとないのとでは、古文の理解に大きな差が生まれます。 他に例を上げると、昔は「妻問婚」が当たり前でした。 妻問婚というのは、夫が妻のもとに通う婚姻形態を言います。 昔は女性の父方の権利が強かったのです。 ですので、物語ではよく「男が女のところに会いに行く場面」があります。 妻問婚のことを知らないと、なぜ夫婦なのにわざわざ会いに行くのか、理解できませんよね。 背景知識は、物語をスムーズに理解するために、あって損はありません。 むしろ強みになります。 昔の「常識」を知ることで、古文は格段に読みやすくなるので、学習を怠らないようにしましょう。 おすすめの参考書は『マドンナ古文常識217』です。 どこよりも詳しく、古文常識について書かれています。 わかりやすい絵もついているのでビジュアル的に覚えることができます。 私もこのマドンナを読んでからは、古文常識が頭に入っていたので、固有名詞(ex. 「御簾」や「脇息(現代で「肘掛け」の意)」など。 )に困ることがなくなりました。 センター古文では、細かい固有名詞に注釈が入ることも多いですが、予め知っていれば、注釈を見るために割く時間を減らすことができます。 知っていて損はないので、ぜひこの参考書は手にとってください!隙間時間に軽く読むだけで大きな違いが生まれます。 あなたは、リード文をよく読まずに本文を読み始めてしまっていませんか? 長ったらしくて読むのが面倒くさい…と感じてしまうかもしれませんが、リード文が長いのは、「本文を理解するにあたって、その説明が必要」だからです。 必要のない文をわざわざセンター側も記したりしません。 文章読解に必要だからリード文が存在するのです。 ですので、何よりもまずはリード文をきちんと読んで理解しましょう!必ず、読解のヒントになります。 注釈も同じです。 ないがしろにせず、きちんと読む意識をしましょう。 主語は省略されがち!主語を見極める方法 古文では、主語や動作主が省略されてしまっているケースが非常に多いです。 省略しすぎではないかと感じてしまうほどに、主語が消えてしまっています。 ですので、古文の読解ではまず、主語を把握する必要があります。 どのようにして主語を把握したらいいのでしょうか。 いくつか方法をお伝えします。 たとえば、出典が「~日記」や「~紀行」と言うタイトルであれば、話はいっきに読みやすくなります。 なぜなら、日記や紀行は作者主体で書かれているからです。 すなわち、一見すると主語が不明瞭な動作や発言は、作者が行った事だと推測できるし、「をかし」や「あはれ」といった 心情を表した文章は、ほぼ作者の気持ちだと言えます。 さらに、出典を見て、物語の大まかな流れを知っている作品であれば、それだけで読解が有利になります。 センターでは有名な作品はあまり出題されませんが、私立や国公立の二次試験では有名な作品が出題されることが多いので、二次試験でも古典が必要な人は、有名な作品の話の流れはある程度抑えておきましょう。 助詞で主語を判別しましょう。 センター試験2015 本試験から抜粋して例文を紹介します。 〈例〉「(女君は)人知れず悩ましう思して、いささか御局に下り給へり。 」 〈訳〉「女君は人知れず苦しく思いなさって、少し自室に戻りなさっていた。 「〜て」は現代でも使われるので馴染みがありますよね。 「〜て」「〜で」では主語が変わらないというのを意識できれば、長い文章で戸惑っても、主語判断の助けになります。 〈例〉「(右近が)忍びても聞こゆれば、いとど恥づかしう、げに悲しくて、振り捨てやらで(男君の手紙を)ご覧ず。 」 〈訳〉「右近がこっそり申し上げるので、(女君は)ますます恥ずかしく、本当に悲しくて、(女君は)振り捨ててしまうことができないので男君の手紙をご覧になる。 「を・に・が・ど・ば」では前後で主語が切り替わることを覚えてしまえば読解で非常に役に立ちます!ぜひ覚えてくださいね。 主語が明示されていなくても、尊敬語が使用されていれば、それは登場人物内で目上の人がした動作であるとわかります。 〈例〉「とて、泣き給ひぬ。 」 〈訳〉「と言って、(女君は)泣きなさった。 」 この物語では女君とその仕え人である右近が登場します。 「給ひぬ」と尊敬語が用いられているので、泣いたのは女君だと判断できます。 このように敬語が、尊敬語か謙譲語かで動作主を判断することが可能です。 そのためにも敬語のマスターは欠かせません。 すでに述べていますが、敬語の学習は古文において非常に重要なので徹底的に覚えるようにしましょう。 一文がやたらと長い!上手に切り分ける方法 古文は一文が非常に長いですよね。 「〜〜て、〜〜ば、〜〜ど、〜〜つつ、〜〜けり。 」といつまでもいつまでも文章が続きます。 そのような冗長な一文の中で、いつの間にか主語が切り替わっていることもあります。 古文は、一文が長い上に論理的に繋がっていないので非常に読みづらいのです。 ですので、古文を読む際には途中で文章を切り分けることが有用になってきます。 途中で文章を二分割、三分割してしまうのです。 そのようにすれば、少しは読みやすくなるでしょう。 切り分ける方法は2つです。 ここで一度文章を切ってしまうのです。 細かく切り分けて訳していけば、古文はグッと読みやすくなります。 さらに、実は、古文は一文全部を理解しきる必要はありません。 最悪、逆接表現の後の文章だけ読めてしまえば大丈夫です。 逆接の前の文章が読めなくても、逆接に続く文章が読めれば、それ以前の文は、その文と逆の内容が書かれているのだとある程度わかります。 現代文でも同様ですが、大事なのは逆接の後の文章です。 逆接表現を見つけたらきちんとマークをして理解に努めましょう! 近年頻出の和歌 近年、センター試験では和歌が頻出になっています。 和歌は、五七五七七のたった31語の中に、非常に多くの意味を含有させています。 短い言葉からさまざまな情景を理解しなければなりません。 そのような和歌の理解は非常に難しいです。 苦手とする受験生も多くいます。 そのような和歌の読解を容易にする方法をこれから紹介します。 それだけで少しは読みやすくなります。 そして、その中から意味の区切りを見つけ出します。 句の途中で体言止めが用いられていたら、そこで意味が切れることが多いです。 詠み手の心情理解が和歌では最重要です。 本文で歌が詠まれた背景を知ることで、理解が進みます。 本文と和歌は必ずリンクしています。 和歌だけを読むのではなく、和歌の前の本文もきちんと読んで理解しましょう。 以上に説明したのは、試験で実際に和歌を読み解くときに使うべき方法です。 ですがその前に、日々の学習では必ず「修辞法」をマスターしてください。 修辞法を知らなければ和歌の理解は非常に難しくなります。 以下に修辞法に特化したおすすめ参考書を載せておくので、まだ和歌の対策をしていないという人は、ぜひ手にとって見てくださいね。

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