子宮 癌 症状。 子宮体がん・子宮頸がん・卵巣がんの転移と症状

子宮頸がんの腺癌の場合の症状や完治の確率!ステージについても

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そのため、性交渉経験のある人なら誰もが感染するリスクがあり、性交渉の経験がなかったとしても喫煙習慣や、食生活の乱れで肥満傾向にある人などは子宮頸がんを発症する可能性があるとされています。 そして、世界的に見ても乳がんの次に発症率、死亡率が多いがんなので、十分に注意が必要で、早期に発見できれば予後の良いがんとして、各自治体や企業などでは定期的な子宮頸がん検診を推奨していますよね。 ただ、初期の症状にほぼ自覚症状が現れないため、定期的な検診を受診していない場合、気づかぬうちにがんが進行してしまう可能性があるそうです。 子宮頸がんで腺癌とは?症状は? 子宮頸がんには、大きく分けて次の通り3つのタイプがあります。 ・扁平上皮(へんぺいじょうひ)がん 子宮頸部表面を覆う扁平上皮という細胞部分に発生するがんです。 ・腺癌(せんがん) 子宮頸部の粘液を分泌する腺細胞というところに生じるがんです。 ・腺扁平上皮(せんへんぺいじょうひ)がん 腺扁平上皮がんは、扁平上皮がんと、腺癌の混合型です。 それから、子宮頸がんの予後は、これらのうちどのタイプかによっても変わってきて、一般的に扁平上皮がんよりも腺癌の方が悪性度は高く、完治しにくい傾向にあるそうです。 また、扁平上皮がんは子宮頸部表面に発生して視診でも発見しやすいのですが、腺癌は発見がしづらいため、子宮頸がん検診でも見逃されてしまうことがあり、早期発見が難しいということになります。 そして、症状としては生理以外の不正出血があり、特に性交時に出る出血が多いそうです。 その他にも、おりものが黄色くなったり、鼻につく臭いがしたり、さらに進行した場合は排尿困難や下腹部痛、腰痛などが起こるとされています。 そのため、子宮頸がん検診か、こうした自覚症状が現れた場合は、細胞をこすりとって細胞の異常を調べる細胞診や、コルポ診といって膣内部を拡大鏡で診て疑いのある部位を確認します。 その上で、疑いのある部位を円錐切除術で切り取って、1週間ほどかけて精密検査を行い、がんのステージを確認して、医師から次のようにステージを告げられ、がんの性質や進度を確かめるとされています。 子宮頸がんで腺癌の場合のステージは? 子宮頸がんは、腺癌であってもその他のがんでも、ステージ0~IVまでの5段階に分けられ、さらに細かく分類されて宣告されるのですが、ステージごとの症状は次の通りとなっています。 ・0期 がんが最も浅い粘膜内にとどまっている ・Ia期 がんが筋層にまで深く進行しているが、深さが5mm以内である ・Ib期 がんが筋層にまで深く進行しており、深さが5mmを超えている ・II期 がんが子宮頸部を越えて広がっているが、膣部の3分の1を越えていない、または骨盤壁にまで広がっていない ・IIIa期 がんが子宮頸部を越えて広がっており、膣部の3分の1を越えている ・IIIb期 がんの子宮頸部を越えて広がっており、骨盤壁にまで広がっている ・IV期 がんが膀胱・直腸・肺・肝臓などの他の臓器や組織に転移している 子宮頸がんで腺癌の場合の完治の確率は?余命も 子宮頸がんの腺癌の場合は、ステージ0、もしくはIa期で発見されれば円錐切除術で治療を終えることができる時があり、予後も比較的良いとされています。 ただ、ステージIb期以降となると、円錐切除術で疑いのある部位を取り除いても、がんが体内に残ることがあり、再発する可能性が非常に高いそうです。 そして、子宮頸がん全体での完治の確率、つまり余命を示す5年生存率はステージによって上記の画像のようになっていますが、これは腺癌かそれ以外のがんかによっても変動し、比較的腺癌の場合は、予後が悪いとされています。 子宮頸がんの腺癌の場合の手術は? 子宮頸がんの治療法では、子宮を摘出する手術や、放射線療法が中心となりますが扁平上皮がんの場合や、腺癌でも早期の発見ができれば、子宮を残して、疑いのある部位のみを切除する円錐切除術で対応ができるそうです。 それから、がんのステージがIIIb期以降になっている場合は、子宮を温存することはまず難しく、子宮・膣とともに下部結腸、直腸、膀胱などの切除をする必要があり、これを骨盤内臓全摘術と言います。 そして、この手術の後は人工肛門や尿路を再建する回腸導管や、膣を再建する造膣術などの手術も必要になり、長期間のリハビリも行うので、患者への負担がかなり大きくなります。 スポンサーリンク (関連記事:) 子宮頸がんを予防するには? このように、子宮頸がんの中でも腺癌の場合は早期発見が難しく、また見つかったとしてもステージの進度によっては予後がかなり悪いので、生存率も低くなり、出産も望めなくなるので、とてもつらいですよね。 ただ、それでも子宮頸がんの検診は2年に1度、定期的に受けた方が良く、自治体などの助成も適用されて無料になったり、有料の場合でも3,000円~5,000円程度で済むそうなので、積極的に受けて自分の体の状態を把握するようにしましょう。 また、子宮頸がんの原因は、HPVウイルスとされていますが、感染したとしてもほとんどの場合は体の免疫力で自然治癒が可能とされています。 一方で、HPVウイルスの感染自体は珍しいことではなく、性交渉の経験がある人であればほとんどの人が1度は感染しているそうです。 なので、HPVウイルスは感染していることを前提として、その後に体から無事に排除できるよう、免疫力の高い体作りをすることが子宮頸がんの予防になるのではないでしょうか。 特に、喫煙と子宮頸がんの相関関係は非常に高いとされているので、タバコを吸っている方は、できるだけ早く禁煙を心がけることを強くオススメします。 そして、栄養バランスの良い食事をとり、良質な睡眠をとるという当たり前の生活習慣を身につけることで、子宮頸がんにも負けない体を作っていきましょう。 まとめ いかがでしたでしょうか? 今回は、子宮頸がんの腺癌の場合の症状や完治の確率や、ステージについても詳しくお伝えしました。 まず、子宮頸がんで腺癌の場合は検診で発見がしづらく、気づいた時には不正出血などの症状が現れていることが多く、既にがんが進行している可能性が高いのでした。 そして、子宮頸がんの腺癌では、精密検査をした上でがんのステージを大きく分けて5段階にして申告し、0期やIa期であれば円錐切除術で疑いのある部位を切り取るとのことでした。 ただ、Ib期では円錐切除術でもがんが残り、III期以降は子宮を残すことも難しくなり、生存率も他のタイプの子宮頸がんに比べて低いのでしたね。

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子宮体がんの初期症状・診断法【産婦人科医が解説】 [子宮の病気] All About

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子宮体がんの初期症状(自覚症状) 子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がん(子宮内膜がん)に分けられます。 さて、子宮体がんは、赤ちゃんを育てる子宮の内側にある、子宮内膜というところから発生するがんです。 まれに、子宮の筋肉の層から子宮肉腫というがんが発生しますが、これは、子宮体がんとはまったく違う病気です。 最もよくみられる症状は出血です。 閉経後に、少量ずつ続く出血は、子宮体がんの疑いがありますので、早めに婦人科を受診しましょう。 それ以外には、おりものの増加、排尿痛や排尿困難、性交時痛、骨盤領域の痛みなどの症状が挙げられます。 このような症状があれば、婦人科医の診察を受けることが大切です。 子宮頸がんの検査で異常がなくても、「子宮体がんではない」ということには、なりません。 その点は、注意が必要です。 早期に発見すれば、治りやすいがんです。 一部の子宮体がんは、遺伝性であることは、忘れるべきではありません。 アメリカのガイドラインでは、以下のことが、推奨されています。 50歳未満で、子宮体がんになったり、血のつながりのある 方に、大腸がんや子宮体がんの方がいる時は、遺伝子検査を受けること 子宮体がんを疑う症状がある時に、行われる検査とは? はじめに超音波検査と、細胞診検査をすることになります。 その検査で、子宮体がんが疑わしいときには、組織診の検査をすることになります。 子宮体がんの超音波検査とは? 子宮体がんの性質や状態をみたり、腫瘍と周囲の臓器との位置関係や、別の臓器やリンパ節への転移の有無を調べたりします。 2つのやり方があります。 1、体表からの超音波検査 超音波装置を体の表面にあてて、腹部の中の観察をします。 2、腟の中から超音波検査 腟の中から超音波をあてて調べる超音波検査です。 より近い距離から、子宮やその周囲の臓器の状態を確認できます。 子宮内膜の厚さが厚いと、子宮体がんの可能性があると判断してされます。 子宮体がんの細胞診検査とは? 細いチューブやブラシのような器具で、子宮の内膜の細胞を少しとります。 そして、正常な細胞かどうかを顕微鏡で観察します。 個人差はありますが、チクッとした痛みを感じる場合があります。 「この検査で子宮体がんが疑わしい場合」や、「この検査では異常なくても、超音波検査から子宮体がんの存在を否定できない場合」には、次のステップに進みます。 内視鏡を用いた観察と組織診断とは? 内視鏡を、腟から子宮の奥に入れます。 直径3ミリ程度の細いカメラを用いるので、痛みはほとんどありません。 そして、子宮の中を観察します。 そして、内視鏡検査で、子宮の体部の内膜、つまり子宮の内側に異常所見があれば、細いスプーンやチューブのような器具で、疑わしい部分の内膜を、削り取ります。 そして、削り取ったものを、顕微鏡で観察して、がん細胞がないかを確認します。 子宮体がんの細胞があれば、子宮体がんの診断が、確定します。 これを組織診断と言います。 ところで、前述しました細胞診では、こすりとった結果、がんから落ちてきた細胞を観察するだけで、少量の細胞しか採取できません。 一方で、こちらの検査では、細胞診に比べれば、より多くの細胞を採取できるために、より精度の高い診断ができます。 この検査では、痛みを感じたり、出血したりする場合があります。 子宮内膜増殖症との鑑別が難しい場合などは,子宮内膜の全面を掻き出す検査が、行われる場合もあります。 強い痛みを伴うので、麻酔をかけて行います。 この検査で、子宮体がんの強い疑い、もしくは診断がつけば、CT、MRI、PETなどを行います。 どのように、がんが広がっているを、予想をつけます。 子宮体がんのCT検査とは? CT検査では、X線を利用して、卵巣から離れた場所への転移の有無や、リンパ節転移の有無などを確認します。 子宮体がんのMRI検査とは? 磁気を利用して、周囲の臓器への腫瘍の広がりや、腫瘍の大きさ、性質や状態を確認します。 子宮体がんにおける血液検査とは? 血液検査によって、以下のことがわかります。 1、腫瘍マーカー 子宮体がんではCA125,CA19-9, CEA と呼ばれる腫瘍マーカーなどを検査します。 ただし、がんがあっても、必ずしも腫瘍マーカーが上昇するとは限りません。 腫瘍マーカーは、手術後の再発のチェックや抗がん剤治療の効果判定の参考に使われます。 2、臓器の機能が正常化かどうか? 腎機能や肝臓の機能を確認します。 もし、これらの臓器の機能が低下しているようであれば、手術や抗がん剤治療による合併症が起こりやすくなります。 糖尿病がないかどうかも、チェックします。 糖尿病があり血糖値が高いときは、子宮体がんの治療の前に、糖尿病の治療を優先しないといけないことも、あります。 さて、これらの検査結果を総合して、子宮体がんのステージを決定します。 そして、ステージごとに治療方針は、定まっているので、それに従い治療をしていきます。 以上の検査結果を踏まえて、ステージを決定します。 ステージ1:がんが子宮体部のみに認められ、ほかに広がっていない ステージ1は、さらに、以下のように分けられます。 ステージ2:がんが子宮体部を越えて、子宮の頸部に、広がった状態 ステージ3:がんが、子宮の外に広がっているか、骨盤より外までは、広がっていな状態。 もしくは、骨盤内あるいは大動脈周囲のリンパ節に転移がある状態 下の図は、子宮体部、子宮頸部、骨盤の位置関係を知っていただくための、簡単な図です。 黄色の丸は、がんです。 ステージ4:がんが骨盤を越えて別の部位へ広がるか、膀胱、腸の粘膜を侵すもの、あるいは遠くの臓器(肺、肝臓、腹腔内など)に転移のあるもの 手術の結果、がんが、どの程度広がっているか判明した時点で、子宮体がんの最終的なステージが、最終的に決まります。 従って、手術前に推定されるステージと、最終的なステージが、一致しないことが、あります。 最後に、ステージごとの治療法の概要を説明します。 ステージに応じた治療法 子宮体がんは、若い方も、かかる確率が高いがんです。 そこで、妊娠を希望される方と、そうでない方で、手術のやり方が異なることがあります。 具体的には、「ステージ1の子宮体がんで、がんが、子宮の内膜にとどまり、さらに、がんの顔つきがそれほど悪くない」ならば、ホルモン療法を行います。 そして、がんが消失したならば、妊娠を促すという形になります。 ホルモン療法で、約50%の方が、がんが完全に消失します。 ステージ1、ステージ2の子宮体がん がんが、子宮にとどまっている段階です。 もし、妊娠を希望され、適応があるならば、前述の治療法になります。 妊娠を希望されなければ、手術で、がんを取り除きます。 「子宮+卵巣+卵管」を切除します。 がんが転移しているかもしれないリンパ節も切除します。 手術による治療を受けた場合は、その結果によっては、再発率を下げるために、抗がん剤治療や放射線治療を、受けた方が良いことも、あります。 がんを手術で全部切除できたように見えても、すでにがん細胞が別の臓器に転移している可能性があるからです。 さて、抗がん剤は、以下のどちらかが、用いられることが多いです。 パクリタキセル+カルボプラチン ドキソルビシン+シスプラチン 手術後の療は、負担のない範囲で治療を受け、後遺症が残らないようにすることが、大切です。 ステージ3の子宮体がん がんが、子宮の外に広がっているが、骨盤より外までは、広がっていな状態。 もしくは、骨盤内あるいは大動脈周囲のリンパ節に転移がある状態です。 手術で、がんの切除を試みます。 手術による治療を受けた場合は、再発率を下げるために、抗がん剤治療を、受けることになるケースが大半です。 さて、ステージ3と診断された方の中には、手術で、すべてのがんを、取り除けないと判断されることもあります。 その場合は、以下のうちの、どれかの治療法を試みます。 はじめに抗がん剤にて、がんを縮小させてから、手術で、がんを取り除く。 手術でがんを、取り除けるだけ取り除いた後に、取り除きれなかったがんを、抗がん剤で治療する。 抗がん剤は、先ほど提示した「パクリタキセル+カルボプラチン」や「ドキソルビシン+シスプラチン」が、広く用いられます。 ステージ4や再発の子宮体がん がんが骨盤を越えて別の部位へ広がるか、膀胱、腸の粘膜を侵すもの、あるいは遠くの臓器(肺、肝臓、腹腔内など)に転移のある状態が、ステージ4です。 手術で、全ての、がん細胞を取り除くことはできません。 主に、3つの治療戦略があります。 1、抗がん剤治療が中心となります。 状況によっては、放射線治療を、足す事もあります。 その結果、がんが縮小して、完治を目指せる状況になれば、手術に踏み切ることになります。 そのような状況にもってこれれば、根治もしくは、長期にわたるがんの制御の可能性が、見込まれることになります。 2、手術で、可能な限り、がんを取り除きます。 そして、取りきれなかったがんを、抗がん剤によって叩きます。 取り残したがんが、1cm未満にできると、良い治療成績が期待できると言われています。 子宮体がんは、完治を望める病気になりました。 子宮体がんは、以前に比べると、克服できる病気になってきました。 一方で、さらに、生存率をあげたり、再発率をさげるために、病院の治療に加えて、取り入れるべきことも、あります。 病院で受ける治療は大切ですが、それだけでは、十分ではないのです。 たとえ、余命宣告をされていたとしても、もっと長く生きることは、できます。 そして、子宮体がんに負けない体を作っていきましょう。 そのために、知っておくことがあります。 ライター紹介 加藤隆佑 癌治療認定医 内科学会認定医 消化器病学会専門医 消化器内視鏡学会専門医 肝臓専門医 消化器領域のがん(食道、胃、すい臓、肝臓、胆のう、大腸)を専門としつつ、がん全般についてアドバイスをしています。 がんの漢方外来も、運営 緑書房より「抗がん剤治療を受けるときに読む本」と、「大腸がんと告知されたときに読む本」を出版。

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子宮体がんの治療の流れ|症状、診断そして治療までを医師が解説

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女性の生殖器官は主に、子宮と卵管、卵巣から成り立っていますが、それぞれにがんが発生するリスクがあります。 子宮がんは、子宮体がんと子宮頸がんとに分けられ、起こる原因や症状が異なっています。 さらに、子宮の両側にある卵巣にも多くの腫瘍が発生すると言われています。 子宮と卵巣に起こるがんについて、基本的な知識や転移の特徴などをまとめて解説しましょう。 子宮がん・卵巣がんの基礎知識と転移の特徴 子宮がんの種類は、子宮体がんと子宮頸がんの2つです。 [注1] 子宮頸がんは産道にあたる子宮頸部に発生するがんで、子宮がんの8割がこの子宮頸がんであると言われています。 原因のひとつは、性交渉が原因で感染するヒトパピローマウイルスであるとされ、このウイルスへの感染を防ぐワクチンが副作用の問題で話題となっています。 子宮頸がんは比較的若い女性が発症することも多いのですが、最近は子宮がん検診が普及してきたこともあって、早期に発見されるケースが増え、子宮を温存しての治療も可能になってきています。 子宮体がんの場合は、子宮の本体である子宮体部にがんが発生するもので、子宮がん全体では2割程度です。 しかし、早期発見が難しいためにかなり進行してから見つかることが多いのが特徴。 50~60代の閉経前後に発症するケースがほとんどで、女性ホルモンのエストロゲンによって子宮内膜が刺激されることで起こるとされています。 高エストロゲン状態となる、出産経験のない方やホルモン剤を服用している方、閉経後の方などのリスクが高いそうです。 卵巣がんとは、卵巣に発生したがんのことです。 卵巣に発生する腫瘍(しゅよう)には良性と悪性があり、その中で間的な境界悪性というものがあります。 卵巣に腫瘍ができたからといって、必ずしも卵巣がんとは限りません。 卵巣がんは進行すると、お腹の中にがんが広がる腹膜播種(はしゅ)が生じやすくなります。 また、胃から垂れ下がって大腸小腸を覆っている大網や、お腹の大血管の周りにある後腹膜リンパ節・大腸・小腸・横隔膜・脾臓(ひぞう)などに転移する場合があります。 [注2]• 子宮がん・卵巣がんが転移しやすい臓器とその症状、治療法について 子宮がん、卵巣がん共に、治療後何らかの異変を感じた時には骨盤内への転移を真っ先に疑うべきでしょう。 骨盤内のリンパ節のほか、膀胱、直腸などの臓器に転移が見られる場合もあります。 骨盤外の臓器へ遠隔転移する例としては、肺や肝臓、大動脈リンパ節、骨などが挙げられます。 骨盤内への転移 以下では、骨盤内へ転移した際の子宮がん・卵巣がんの特徴と、主な治療法について紹介しています。 子宮がん 子宮頸がんは、子宮頚部の組織にがん細胞が出来ると引き起こされます。 主な転移先は、骨盤内のリンパ節、膀胱や直腸など。 骨盤内で再発や転移が起こると、不正出血のほか、血尿、血便、下半身の麻痺が見られることがあります。 子宮頸がんの治療は、初期の場合、患者が希望すれば円錐切除などで子宮を温存する方法が選択されることもあり、術後に骨盤内で再発・転移が起こることが多いようです。 子宮体がんの種類は、子宮内膜に出来る「子宮内膜がん」と子宮の筋肉に出来る「子宮肉腫」の2つです。 この2種類のがんのうち、発症する確率は子宮内膜がんが95%以上、子宮肉腫は5%。 がんが進行すると、閉経後の出血や貧血、排尿痛、下肢のむくみや痛みなどの症状が現れます。 転移は、卵巣や卵管、子宮頸部、骨盤内、大動脈の周りにあるリンパ節などに起こります。 主な治療法 子宮体がんの主な治療法は外科治療・放射線治療・化学療法(抗がん剤治療)・ホルモン療法です。 外科手術は子宮体がんの一般的な治療で、がんを取り除くと同時に病気の広がりを正確に診断したうえで、放射線治療や化学療法など追加するかを判断。 早期発見の場合はホルモン療法を行うこともありますが、ほとんどの場合が外科手術になります。 放射線治療は、高エネルギーのX線やガンマ線でがん細胞を攻撃してがんを小さくする効果がある治療。 化学療法は手術ができない場合や、手術後に再発の危険性を減らす目的の場合に行われる治療法です。 手術後に、再発の可能性が高いと判定された患者に行うと、再発の危険性を減らす効果があることがわかっています。 卵巣がん 卵巣に出来る腫瘍は、良性腫瘍と卵巣がんになる悪性腫瘍、良性と悪性の特徴を持つ中間的な存在の「境界悪性腫瘍」の3種類。 卵巣の腫瘍は良性のものが多いですが、10%の確率で悪性腫瘍になることがあります。 卵巣がんは進行すると、卵巣の隣にある卵管、子宮に浸潤します。 肝臓と同じく、卵巣は「沈黙の臓器」と呼ばれ、早期発見が難しいです。 がんが進行した際は、腹部に圧迫感や痛みを感じるようになり、腫瘍が大きくなると貧血、便秘、頻尿などの症状が現れます。 この段階でがんが発見されることが多いため、子宮がんよりも予後が悪くなることもあります。 主な治療法 卵巣がんと診断された場合、原則として「両側の卵巣・卵管の摘出」「子宮の摘出」「大網の切除」が基本手術です。 それに加え、がんの広がりを診断するために細胞診や腹腔内のさまざまな箇所から生検を行います。 若年女性で妊娠機能を残したい場合は、片側の卵巣・卵管の摘出と大網切除のみの手術に。 大網とは胃から垂れ下がって大腸や小腸を覆っている大きな網のようない脂肪組織のことです。 卵巣がんの転移が起こりやすいところであるため、予防策として切除します。 肺転移 以下では、肺へ転移した際の子宮がん・卵巣がんの特徴と、主な治療法について紹介しています。 子宮がん 子宮がんからの遠隔転移として多いのは、肺転移。 遠隔転移は血流に乗ったがん細胞が全身に及んでいる可能性があり、がんがかなり進行している状態です。 肺に転移すると、長く続く咳や血痰、呼吸困難など、肺がんとほぼ同じような症状が認められます。 主な治療法 子宮頚がんの転移が肺などに見られる場合は、抗がん剤治療と放射線療法を組み合わせた治療を行っていきます。 そのほか、がんをリンパ球が撃退してくれる「免疫療法」などの治療も効果的です。 子宮体がんの遠隔転移では、子宮全摘出術やホルモン療法、化学療法、放射線療法などの治療法を行います。 抗がん剤を投与してがんが消失した場合は、全摘出手術などの手術を行うこともあります。 卵巣がん 卵巣がんが進行すると肺転移が見られ、胸に水が溜まるなどの症状が引き起こされます。 これにより、食事がのどを通りにくくなったり、息切れや呼吸困難になることも。 さらには、がんがリンパ節へ転移することもあります。 主な治療法 卵巣がんは抗がん剤が友好的なので、最初の手術でできるだけ多く腫瘍を切除しておきます。 そうすることで化学療法の効果も良くなり、患者の平均生存期間を長くすることができるのです。 可能であれば完全摘出を行いますが、難しい場合は術後に残った腫瘍のひとつひとつが直径1cm未満になるようにします。 そのため、病巣が存在する部分の腹膜の切除術、腸管や脾臓の合併切除なども行う場合もあります。 がんの再発や転移とたたかうには がんに立ち向かう上で、もっとも注意したい「再発や転移」。 たとえ、医師による適切な処置を受けていたとしても再発・転移の可能性はある、ということをわきまえておかなければなりません。 そのため、医療機関のみに頼るのではなく、私たちができる代替医療も率先しておこない「がんの予防線」を何重にも張り巡らせることが、がんとたたかっていく上で極めて重要となってきます。 漢方や鍼灸、アロマ・マッサージ、健康食品、サプリなど、さまざまな代替医療が存在する中で、「グルタチオンS-トランスフェラーゼ」をいかに活発化させるかが、がん再発・転移予防のキーポイントとされています。 グルタチオンS-トランスフェラーゼとは、体内で働く解毒酵素のひとつ。 この酵素を活性化させる野菜として、わさびが注目を浴びています。 わさびに含まれる成分「ワサビスルフィニル(6-メチルスルフィニルヘキシルイソチイオシアネート)」は、このグルタチオンS-トランスフェラーゼを活性化させるとして、論文でも発表されました。 このほかにも、ワサビスルフィニルには、活性酸素を抑える、ピロリ菌などの細菌の増殖を抑制、血流の促進や血栓予防、免疫力向上、といったさまざな効果も。 また、がん細胞の増殖を抑制し、転移を防ぐといった効果も確認されているため、がんの再発・転移とたたかう方はもちろん、すでに転移してしまったという方にも、ぜひ摂取して欲しい成分なのです。

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