肉なし豆腐ハンバーグのたねさえあれば! こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。 買いものに行けなかった日、冷蔵庫に豆腐が一丁あったとすれば……。 さぁ、なにを作りましょう。 夏なら冷奴、冬なら湯豆腐もいいですが……。 メインのおかずやボリュームつまみにするならば、やはり豆腐ハンバーグでしょうか。 トップの写真も豆腐ハンバーグ。 ひき肉を混ぜるのが定番かもしれませんが、肉がなくても! 上の写真のハンバーグは芽ひじきやスライス干し椎茸など、乾物を混ぜて焼いたもの。 うまみは出るし、ボリュームもある。 豆腐しかない、肉はない。 そんなときのお助けレシピです。 豆腐ハンバーグは栄養的にも優れています。 特につまみにはいいですね。 お酒を飲むときは肝臓のためにも良質のたんぱく質を摂りたいものですが、豆腐はたんぱく質バッチリ。 低脂肪、低カロリーで、ダイエットにも良さそうです。 肉のハンバーグに比べると味がやさしい分、どんな味つけでもドンと来い! ケチャップやソースをかければビールやハイボールにも。 粒マスタードでワインに合わせたり、照り焼き風にすれば日本酒にも合う。 その懐の深さが魅力です。 そして実は……。 豆腐ハンバーグのたねさえあれば、「これがお豆腐!? 」とビックリするようなベジつまみにもなるのです。 その七変化術を紹介しましょう。 【基本】肉なし豆腐ハンバーグの作り方 まずはこちら。 豆腐ハンバーグの基本のたねを作りましょう。 最初に木綿豆腐200g(小1パック)をしっかり水切りしておきます。 合わせる野菜はあり合わせでいいのですが、写真ではブロッコリー、にんじん、玉ねぎを各20gほど。 それぞれ粗みじんに刻みます。 この分量で普通サイズのハンバーグが2個できます。 まずはシンプルに。 そのまま両面カリッと焼いて、豆腐ハンバーグを仕上げます。 塩で味はしっかりついているから、そのままでおつまみに。 好みでケチャップなどを添えてもいいですね。 豆腐ハンバーグのたねをがんもにアレンジ! 豆腐ハンバーグ1個分、つまり上記の量の半量ほどに片栗粉小さじ2を加え、一口大に丸めて揚げれば出来上がり。 熱々のミニがんも、辛子醤油などを添えれば熱燗にもいいですね。 そんなときは豆腐ハンバーグのたねをカツにしましょう! これも豆腐バーグ1個分(基本のたねの半量)をハンバーグ型にまとめ、小麦粉、溶き粉(小麦粉と水を混ぜたもの)、パン粉の順につけ、油で揚げれば出来上がり。 あればくるみやアーモンドなど、刻んだナッツをたねに混ぜ込めばさらにボリュームアップします。 中に混ぜ込む具材はアレンジOK、野菜のほかにきのこや海藻類などもいいですね。 「豆腐しかない!」というときも、おいしくて体にやさしく、しかもボリュームたっぷりの豆腐ハンバーグの七変化。 ぜひお試しくださいね。
次のハンバーグの玉ねぎの炒め方 基本となるハンバーグの材料は 『合びき肉、玉ねぎ、パン粉、牛乳、おろしにんにく』で、ここに塩や胡椒といった基礎調味料を加えて作ります。 まず、 玉ねぎは事前に炒めて粗熱を取っておく必要があるので、一番はじめに取り掛かります。 玉ねぎ1個分をみじん切りにします。 フライパンにサラダ油大さじ1を入れて強めの中火で熱し、みじん切りの玉ねぎを加えて時おり混ぜながら炒めます。 色が軽くついてきたら、弱めの中火に火加減を落とし、 合計8〜9分ほどじっくり炒めて甘みを引き出します。 このくらいのキツネ色になれば火を止めて、タネに合わせるためにそのまま粗熱を取っておきます。 ひき肉250gなら大さじ4、ひき肉300gなら大さじ5が目安となります。 ボウルを左手で押さえ、右手でしっかり材料を練り混ぜ、ハンバーグのタネを作ります。 はじめは手をグー、パー、グー、パーとひき肉と調味料を握るようにして全体を混ぜ、全体が混ざったらぐるぐるとかき混ぜるように練ってタネを作ります。 タネが出来上がったら、作る個数にざっくりとボウルの中で切り分け、手に取って成形していきます。 楕円形に軽くまとめたら 表面をならして形を整え、片手から片手へ軽く投げるようにして空気を抜きます(10~20回くらい)。 最後に、楕円形のハンバーグの中央部分を軽く押さえたら成形の完了です。 残りのタネも同じように成形します。 ただ、押さえすぎると中央のボリュームがなくなって平べったくなるので、軽く押さえる程度でOKです。 まず、片面に焼き色をつけます。 火加減は弱火を少し強くしたくらいにして2〜3分ほど焼きます。 2〜3分焼いてこんがりと片面に焼き色がつけば裏返します。 すべてを裏返したら 弱火にして、蓋をして7〜9分ほどじっくり蒸し焼きにします。 状態を見ながら適宜時間の調整をしてください。 蒸し焼きが終わったら一度いちばん厚みのあるハンバーグの中央に竹串を刺します。 竹串を抜いた部分から透明な肉汁が出てくれば火が通っている証拠です。 焼けたハンバーグは先にお皿に取り出します。 まず、調味料を合わせる前にフライパンに残った脂の分量を確認します。 焦げが固まっていれば箸で取り除いたりキッチンペーパーで軽くふき取ったりして、脂が多いようなら(ヘルシーに仕上げたいなら)スプーンで適宜先に減らしておくとよいです(脂が多い分には特に問題はないので、気にしないのであればそのままでOKです)。 ソースに使う脂の分量が決まれば、フライパンにBの調味料をすべて合わせます。 あとはフライパンを火にかけ、混ぜながら軽く煮詰めてソースを作り、先に盛り付けたハンバーグにかけて完成です。 好みでトマトやきゅうりなどの生野菜、ブロッコリーやアスパラなどのゆで野菜など好みのものを盛り合わせてください。
次の難しいように見えて、豆腐ハンバーグは誰でも簡単にふっくら焼くことができる。 まず焼く前に、タネの中央にくぼみを作る。 くぼみがないと、焼いている最中に膨張しすぎて豆腐ハンバーグが破裂してしまう。 くぼみがあることで、簡単にふっくらとした豆腐ハンバーグに仕上がる。 油をひいたフライパンに豆腐ハンバーグを並べ、中火で表面に焼き色をつける。 これにより、見た目にも美味しい豆腐ハンバーグになる。 キツネ色の焼き目が両面についたところで弱火にし、ふたをして4、5分蒸し焼きにする。 蒸すことで効率的に火が通り、ムダな水分を失うことなく、短時間で簡単にジューシーな豆腐ハンバーグを作ることができる。 焼き上がったら、用意しておいたソースや野菜と盛り付けて完成だ。 さっぱりとしながらも、味に深みのある豆腐ハンバーグをぜひ堪能して欲しい。
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