ヒヨドリ。 野鳥シリーズ41 ヒヨドリ

ヒヨドリの撃退・対策方法!被害をなくすためには!?

ヒヨドリ

分布 [ ] 、、朝鮮半島南部、 、南部、フィリピンの北部 (ルソン島 )に分布する。 日本国内では留鳥または漂鳥としてごく普通に見られるが、他の地域での生息数は少ない。 形態 [ ] 全長は約27. 5 27—29 cm。 は約40 cm。 尾は長めで(尾長10. 9-12. 5 cm )、やより体型はほっそりしている。 くちばしは黒くて先がとがる。 雌雄同色。 頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われるが、頬に褐色の部分があり、よく目立つ。 また、頭頂部の羽毛は周囲よりやや長く、となっている。 翼や尾羽は灰褐色をしている。 南に生息する種は、北に生息する種より体色が濃い()。 生態 [ ] 里山や公園などある程度樹木のある環境に多く生息し、都市部でも見られる。 ツグミやムクドリよりも体を直立させてとまり 、おもに樹上で活動するが、地上に降りることもある。 飛ぶときは数回羽ばたくと翼をたたんで滑空するパターンを繰り返して飛ぶため、飛ぶ軌道は型になる。 鳴き声は「ヒーヨ! ヒーヨ! 」などと甲高く聞こえ、和名はこの鳴き声に由来するという説がある。 また、朝方には「ピッピッピピピ」とリズムよく鳴くこともある。 日本では周年見られるが、春および秋には渡りが各地で確認される。 秋には国内暖地へ移動する個体も多く、10-11月には渡りが日本各地で観察され 、房総半島南端、伊良湖岬のほか、では1,000羽を越えて渡る群れも観察される。 果実や花の蜜を食べる。 繁殖期には果実に加えも多く捕食する一方、非繁殖期の餌は果実(や、、など)がほとんどである。 などの花の蜜を好む。 早春にはツバキの木の近くにずっと陣取って、花の蜜を求めて飛来するなどを追い払う姿をよく見かける。 5-9月にかけて繁殖する。 繁殖期間が比較的長いことについては、捕食されるなど繁殖の失敗による再繁殖が多いことが一つとして考えられる。 木の枝上に外径 12—20 cm の体の大きさに比べると小型の巣を作る。 高さ1-5mに営巣し 、巣は椀形で 、小枝、枯れ、イネ科の茎、細根 、市街地ではビニールの紐などを使って作られ 、産座には松葉やの繊維、の葉などが粗雑に敷かれる。 1回の繁殖で4個(3-5個 )の卵を産み 、卵の大きさは約2. 05 cm 2. 75-3. 0-2. 1 cm で、淡いバラ色に赤褐色の斑がある。 おもに雌のみによって12-14日間抱卵され、孵化した雛は雌雄により育てられる。 雛は10-11日で巣立つが 、多くは巣立って数日のうちはあまり飛べないため巣の近くにおり、またその後1-2か月のあいだ親鳥とともに行動する。 人間との関係 [ ] 庭のバードテーブルでを食べるヒヨドリ 日本ではやでよく見られる身近な野鳥の一つである。 の市の鳥に指定されている。 分を好むためか、ツバキやなどの花にやってきて蜜を吸ったり、庭先にやなどの半切れを置いておくとすぐにやって来て独り占めする。 しかし、ときに集団で畑に現れや、、などの農作物を食い荒らすこともあり、農家には嫌われる。 の指定も、果樹を食害する農業害鳥である本種を煩瑣な手続きなしで駆除できるよう配慮したものである。 にすると非常によく慣れ、飼い主を見分けることからはの間で盛んに飼われた。 などにその記述があり、現在ののように個体名が付けられ愛玩されたようである。 前述のように、日本国内では都市部を含めごく普通に観察されるが、分布がほぼ日本国内に限られているため、日本を訪れる海外のバードウォッチャーにとってはぜひ観察したい野鳥のひとつとなっている。 1993年にが、ヒヨドリのを受賞している。 Sibley分類体系上の位置 [ ] 日本の亜種 [ ]• Hypsipetes amaurotis amaurotis Temminck, 1830 ヒヨドリ(基亜種) 北海道、(国後島ではまれな旅鳥)、本州、、、、、四国、九州、、、、、、に生息する。 では旅鳥として認められ、、には冬鳥として渡来する。 Hypsipetes amaurotis squameiceps Kittlitz, 1830 オガサワラヒヨドリ (、、)に生息する。 Hypsipetes amaurotis magnirostris Hartert, 1905 ハシブトヒヨドリ (、、)に生息する。 Hypsipetes amaurotis borodinonis Kuroda, 1923 ダイトウヒヨドリ (、)に生息する。 Hypsipetes amaurotis ogawae Hartert, 1907 アマミヒヨドリ 、(奄美大島、、、、)に生息する。 Hypsipetes amaurotis pryeri Stejneger, 1887 リュウキュウヒヨドリ (、、、、、)、に生息する。 Hypsipetes amaurotis stejnegeri Hartert, 1907 イシガキヒヨドリ 与那国島を除く(、、、、)。 Hypsipetes amaurotis nagamichii Deignan, 1960 タイワンヒヨドリ に生息する。 はヒヨドリの名が付くが、ヒヨドリ科ではなくの鳥であって類縁関係は遠い。 学名の変遷 [ ] ヒヨドリ属の学名はヒヨドリ科の鳥類に関する分類学の進歩とともに変遷している。 1882年 Hypsipetes amaurotis• 1943年 Microscelis amaurotis• 1960年 Hypsipetes amaurotis• 1990年 Ixos amaurotis• 2002年 Microscelis amaurotis 文化 [ ] 俳句 [ ] 秋の• ひよどりのこぼし去りぬる実のあかき()• ひよどりや霜の梢に鳴き渡り() ギャラリー [ ]• 2012年2月17日閲覧。 渡り鳥? 」『BIRDER』第20巻第4号、、2006年4月、 44-45頁。 Brazil, Mark 2009. Birds of East Asia. Princeton University Press. 338. 高野伸二 『野鳥識別ハンドブック』改訂版、日本野鳥の会、1983年、231頁。 2012年2月17日閲覧。 参考文献 [ ]• 『庭で楽しむ野鳥の本』、2007年11月1日。 『ひと目でわかる野鳥』中川雄三(監修)、成美堂出版、2010年1月。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 ヒヨドリに関連する および があります。 ウィキスピーシーズに に関する情報があります。

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5分でわかるヒヨドリの生態!渡り鳥?留鳥?巣作りや雛の子育てなど

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この記事でどんなことが知りたいですか!?• ヒヨドリによる被害 ヒヨドリは雑食の鳥なのですが、昆虫類はそんなに好んで食べないようです。 そんなわけでヒヨドリの主食は果物や野菜、花の蜜、木の実などになることが多いようです。 果物や野菜は畑や果樹園でも栽培されていますよね。 このようなものを狙ってヒヨドリがやってくることがあるようです。 また、庭に カキの木がある場合はその実を狙って木に止まり、さらには糞をするので糞の被害にも合うことがあるようです。 農作物への被害 ヒヨドリは甘いものが大好きです。 人が果樹園などで育てている果物を狙うことも少なくないようです。 あらゆる果物が被害を受けるようですが、 特に被害が多い果物はミカンなどの柑橘類だそうです。 しかも熟していないものは食べないようです。 また、果物だけでなく露地栽培の野菜も被害を受けるようで、特にキャベツや白菜、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜が被害を受けやすい傾向にあるようです。 被害が多い時期や地域 ヒヨドリによる農作物の被害は、季節や地域によって違いがあるようです。 ヒヨドリは北海道などの寒い地方で繁殖した場合、越冬するために南西日本へ渡りをします。 そのため、関東以西では 10~4月にかけてヒヨドリの個体数が多くなり、この時期に被害が増えるようです。 特に年末以降の被害が大きいようです。 糞による被害 家の庭にカキなどの果樹があると、ヒヨドリは食べに来ます。 その時に糞をしますよね。 生きているのですから仕方のないことなのですが、車が下に止めてある場合などは被害が大きくなってしまいますよね。 また、ベランダに飛来した場合、干してある洗濯物や布団などに糞を落としていくこともあるようです。 鳴き声による被害 ヒヨドリの鳴き声は遠くで聞いている分には可愛らしいものですが、近くで、しかも数羽がいっぺんに鳴こうものならかなりの大きさに感じます。 このような場合、ヒヨドリの鳴き声で騒音被害を感じる場合もあるようです。 スポンサードリンク ヒヨドリの対策 ・駆除方法 ヒヨドリなどの野鳥は法律で勝手に駆除することができません。 ですので、基本的にはヒヨドリが来ないように対策をするようになります。 防鳥網を設置する 一番確実な方法になります。 ヒヨドリが入ってきてほしくない場所に防鳥網を取り付けます。 このとき網目の大きさが重要で、 網目が3cm以下の防鳥網を使うようにしましょう。 それより大きいとくぐって入ってきてしまう可能性があります。 また、設置するときは網と接地面に隙間ができないようにしっかりと設置してください。 少しでも隙間があるとそこからヒヨドリが入ってきてしまいます。 ですが、この方法は家のベランダなどで行うと、見た目も悪く、洗濯物や布団が干しにくいというデメリットもあります。 ヒヨドリより大きいフクロウの置物を設置する 鳥よけの首が動くフクロウの置物が市販されているようです。 風などで動く仕組みになっているようで、ヒヨドリは寄って来なくなるようです。 ですが、毎日置いてあるとヒヨドリも慣れてしまうようで、 日によって置き場所を変えてみるなどすると効果が高くなるようです。 LEDライトを使って対策 野鳥は青い光が嫌いなようで、青色LEDを使用した鳥よけグッズがあるようです。 ヒヨドリなどの野鳥が来たことをセンサーで感知し、青い光を点滅させて追い払うようですですが、広い畑ならまだしも、ベランダでこのようなものが点滅して家の中の人たちは気にならないのかが少し気になるところですね。 音を使って対策をする 光同様、センサーでヒヨドリなどの野鳥が来たことを感知し、犬の鳴き声やサイレン、爆発音、他の鳥の鳴き声などを発して追い払う装置が販売されているようです。 こちらもLEDライトと同じように、音が気になってしまわないかが心配ですね。 ベランダの手すりに針金を設置する ベランダに来るヒヨドリのほとんどは、止まり木の代わりにベランダの手すりに止まることが多いものです。 手すりに止まらなくさせるためには、 手すりの上5㎝くらいの場所に、端から端まで針金を渡します。 ところどころ補強して、鳥が万が一止まっても曲がらないようにしておきましょう。 細すぎて止まれずに、諦めて帰るようです。 針金以外でも、テグスや細縄などでもできるようです。 キラキラして反射するものを置く ヒヨドリはキラキラしたものを嫌がるので、キラキラ反射する紐などを垂らしておきましょう。 もちろんいらなくなったCDなどでも効果は期待できます。 スポンサードリンク ヒヨドリを対策する際の注意点 ヒヨドリの対策ばかりに気を取られていると、思わぬ病気になってしまう事があるので注意が必要です。 また、ヒヨドリは頭のいい鳥なので、自分に害がないと分かると、また来るようになってしまう事もあるようです。 伝染病の原因になる可能性がある 鳥の病気で有名なものに 鳥インフルエンザがありますよね。 これ以外にもヒヨドリは オウム病や ニューカッスル病などの病気を媒介する可能性があるので、ヒヨドリの対策をするときは十分注意するようにしてください。 賢いので見破られる可能性がある ヒヨドリは意外と賢い鳥です。 音や光、光るもので追い払ったとしても、一時的なもので、すぐに見破られてしまう事もあるようです。 いくつかの対策を組み合わせて、それぞれ短期間使用するのも一つの方法です。 ヒヨドリが糞を落とした場合の掃除方法 ヒヨドリが来ると、必ずと言っていいほど毎回落としていくものが糞です。 見た目にも悪く、何より衛生的にもそのままにしておくのは良くないですよね。 ヒヨドリの糞掃除の仕方をご紹介します。 必要なもの ヒヨドリの糞掃除で必要なものは、 使い捨てマスク、ゴムまたはビニール手袋(使い捨て)、メガネ、キッチンペーパー、ゴミ袋、エタノール、塩素系漂白剤、水、お湯、などになります。 鳥の糞はいろいろな細菌やウイルスがいるので、素手では行わず、使用した道具も基本からキッチンペーパーなどで拭き取り、エタノールや塩素系漂白剤などを使用して殺菌するようにしましょう。 コンクリートに落ちた糞の掃除方法 コンクリートに落ちた糞の場合、塩素系漂白剤を使用すると変色してしまう可能性があります。 ですので、コンクリートを洗う場合は塩素系漂白剤ではなく、 セキス炭酸ソーダや重曹などを使い、たわしやブラシでこするように落とすといいようです。 車に落ちた糞の掃除方法 鳥の糞は酸性が強く、車に付いたものを放置しておくと塗装を痛めてしまいます。 ですが、無理にこすると余計に塗装を痛めてしまいます。 車に落ちた鳥の糞を落とす場合は、 ぬるま湯に浸したキッチンペーパーなどを糞にかぶせて30分程放置し、糞が十分にふやけてから拭き取るようにしましょう。 まとめ いかがでしたでしょうか? ここではヒヨドリによる被害や対策についてご紹介しました。 今回ご紹介したことをまとめると、 カテゴリー• カテゴリー•

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ヒヨドリとは

ヒヨドリ

もくじ• まず、人間がヒヨドリを含む野鳥の雛を保護するケースというのは、たいていの場合、 巣立ち前の雛であり、地面に倒れている雛を見て…「ひょっとして怪我をしているのでは?」、 「あのままここにいたら他の動物に襲われるかもしれないし危険かも」と判断して保護する… 「誤認保護」なんです。 確かに、 ヒヨドリなどの野鳥の雛が地面に倒れている所を見ると気にはなるでしょうが、 人間の一方的な思い込みで保護をするということは、野鳥の生態系を乱すことになるので、 極力そのままにしておくのが良いと言えるでしょう。 次に、どうしても人間が保護しなければいけないという状況になった時の保護方法についてです。 ですので、 一番大切なことは栄養補給ですよね。 とは言っても、成鳥のように何でも食べれるという訳ではないので、 自力で餌を食べられるようになるまでは、必要な水分などを補え、 なおかつ吸収も早い「補液(ほえき)」を2時間おきに与えるようにしましょう。 ただし、 あまり与え過ぎてしまうとお腹を下してしまう恐れがあるので、注意して下さいね。 目安としてはスポイトで1~2滴で十分です。 ちなみに補液の一例を挙げると・・・ 以上のようなものなどがあります。 順次、紹介していきます。 スポーツドリンクor子供用リポビタンDを2倍に薄めたもの スポーツドリンク・子供用リポビタンDは、コンビニなどで簡単に手に入れられるものです。 ただ、これらを 原液のまま与えてしまうと、雛の身体には刺激が強すぎてかえって毒になってしまうので、必ず2倍に薄めて与えるようにして下さい。 豆乳 豆乳と言えば、一見人間が飲む物というイメージが強いですが、 豆乳には、大豆タンパク質が豊富に含まれているので、 雛の栄養補給にもバッチリ効果を発揮してくれるんですよ。 人間であってもタンパク質を摂取すると、疲労が溜まっている筋肉が回復し、 より強い物へと生まれ変わるという働きがあるので、雛に与えても問題無いという訳です。 再度人間を例にとると、人間も食べ物が何も食べられないほど体が弱っている時は、 まずは水などで水分補給をしようとしますもんね。 衰弱している雛に餌がある程度食べれるようになるまで毎日与え続ければ、 雛の身体だけではなく心まで温まり、次第にあなたに懐いてくれるようになるかもしれませんよ。 なお、 蜂蜜や果糖が無ければ砂糖でもOKですので、 甘くなり過ぎないように注意しながらよく溶かして与えましょう。 確かに、人間であっても(また人間かっ!)、大量に汗をかく夏には水分だけではなく塩分も同時に補給することで熱中症が防げたり、体力が回復したような気持ちになりますもんね。 それと同じく、 雛にとっても塩分は体力回復に大きな効果があるので、 「ブドウ糖液はウチには無いし、水では…」という人は食塩水を作って飲ませてあげましょう。 衰弱があまり激しくない場合 次に、それほど 衰弱が激しくなく、餌を食べられる状態にある時に与えても良い物は、 アオムシ・緑色のバッタ・コオロギなどの小さな昆虫・ミルワーム・すり餌などです。 なお、 ここまでご紹介した餌はあくまでも「臨時の餌」なので、 与えても良いのは保護からおおよそ2、3日の間だけです。 それ以降は雛の成長に合わせた餌を与えるようにしましょう。 濡れている場合は、保温前にタオルで身体を拭く• 人間の手では温めない:人間のほうが体温が低いので、逆に体温を奪ってしまうから• 脱水症状や室内の湿度に気を付ける• 使い捨てカイロ・こたつ・電気カーペットなどは、危険なので使わない 以上のような注意点があります。 次は怪我をしている際の対処法についてです。 ケガをしている場合の対処法 対処法とはいっても、 こういった場合は 各都道府県の野生鳥獣の担当機関、または動物病院に連絡するのがベターです。 しかし、たまたまそういった施設が休みだった場合は、人間がその役割を担うしかありません。 ですので、上でご紹介した 保温方法などで身体を温めてあげたり、餌を与えたりし、 再びベストコンディションに戻るようにできる限り手厚くケアしてあげて下さい。 あなたのその優しい気持ちがしっかりと雛に伝われば、ひょっとすると雛があなたを親だと思い込み、何かしらの愛情表現をしてくれるようになるかもしれません。 ヒヨドリだけではなく、野鳥の飼育というのは全面的に禁止されているので、 場合によっては、 自然に返す「放野」という選択肢をしなければならないことも…。 これまで 愛情を注いで育ててきたぶん、寂しい気持ちはあるでしょうが、 どうしてもそうなってしまったら「しょうがない」と割り切るしかないですよね。 では放野する場合はどのようにすれば良いのかというと…、 まず本当に放野しても大丈夫かどうか、チェックする必要があります。 餌を探して食べることができる• 水を見つけて飲むことができる• 羽づくろいや水浴びができる• 羽の力も強く、元気に飛び回れる• びっくりした時にすぐに飛び立ったりなど、危険を回避できる• しっかりと止まり木に止まり、そこで寝ることができる これらの項目を全て自力でできるようであれば、時期を見て放野しても良いでしょう。 さて、今「時期を見て」と書きましたが、 実は鳥の雛には、それぞれ放野にふさわしい時期というものがあるんです。 では、 ヒヨドリの場合はというと、 たとえ元気になっても放野までに結構な時間をかけたほうが良いと言われています。 というのも、 ヒヨドリは自力で飛べるようになってからしばらくすると、 「換羽(かんう)」という羽が抜け替わる時期に入るので、 その時期が終わって完全に大人の羽になってから放野するのが安全なんですよ。 また、 ヒヨドリの特性として「とても甘えん坊で人間に懐きやすい」というものがあるので、 育てている時からあまり甘やかしすぎないように、あるいは、 放野することを決めてからは極力冷たい態度で接することが大切だと言われています。 ここまで育ててきたので、胸が苦しくなるほど辛いことかもしれませんが、 「これもこの子の自立のためだ」と考え、あえて心を鬼にして接するようにしましょう。 ヒヨドリの繁殖期は5月中旬~8月ですので、 そこから逆算すると、 ヒヨドリの巣立ちは6月中旬~7月にかけて始まると言えるでしょう。 なお、それまで間は、親鳥が木の実などの栄養価の高い物を積極的に食べさせるんですが、 やはり人間をはじめとしたすべての動物の親が子に対して持っている「親心」なんでしょうね。 また、ヒヨドリにとって巣立ちとは、 巣から飛び立つことではなく「巣を出て地上に降りる」ことを意味します。 それは、巣立ち間もないヒヨドリは飛べないからです。 地上で飛ぶために必要な筋力を身に付け、飛び方を覚え、 十分に力を身に付けたヒヨドリは、はじめて、青く澄み渡った広い大空へ飛んでいくのです。

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