ゾム 裏切り 小説。 ゾム様様の検定

【GMOD】裏切りに負けないかくれんぼ【prophunt】 [ニコニコあっぷる]

ゾム 裏切り 小説

第1話 家族の集い 陰謀による失踪から不死鳥のごとくよみがえった皇帝妃ヒュッレム。 我が子を玉座に就けるという決意を新たにする。 スレイマン皇帝は皇子メフメトの死から立ち直れず自室に籠もる日々を過ごしていた。 宮殿の勢力図も変化し、今や皇女ミフリマーフの夫リュステムが大宰相の座に就いている。 そんな中、皇子たちが地方の赴任県から帝都へ召喚される。 皇子たちが一堂に会したところでスレイマンから重要な決定が下されると思われていた。 第2話 後継者の器 末の皇子ジハンギルの帯刀の儀が執り行われ、皇子は極度の緊張に襲われながらも儀式の詠唱をやり遂げる。 その夜、皇帝は皇子たちと食事会を開き、同席した大宰相リュステムは玉座の後継者候補からムスタファを引きずり下ろすべく、ムスタファに不利な話をする。 ヒュッレムとマヒデブランは自分の息子がマニサの軍政官に指名されるように願っていた。 そんな中、遠征で海軍提督フズルに捕らえた女奴隷たちが宮殿に連れてこられる。 第3話 玉座への道 4人の皇子たちはマニサの軍政官に誰が任命されるのかと落ち着かない日々を送っていた。 バヤジトを推すミフリマーフと夫のリュステムは、決定が下されるまで注意して過ごすようバヤジトに釘を刺していた。 ヒュッレムは、どの皇子を指名すべきだと思うかスレイマンに尋ねられる。 緊張が高まる中ついに会議が招集されるが…。 一方、宮殿に女奴隷として連れてこられたベネチアの貴族の娘チェチーリアが夜中に自害を試みる。 第4話 陰の守護者 玉座の県への赴任者がセリムに決まり皇帝妃ヒュッレムはバヤジトが父帝の決定を受け入れる姿を見て成長を感じていた。 一方、傷心の第1皇子ムスタファは、そうそうにアマスヤへの帰路に就く。 他の皇子たちもそれぞれの赴任県へ戻る日が近づき、皇子の後宮に入る側女が選ばれることに。 野望を胸に秘めるチェチーリアは選ばれるために宦官長に近づくが…。 狩りに出た皇帝と皇子たちだったが、またもセリムとバヤジトがいさかいを起こす。 第5話 光り輝く女 ある日の早朝、戸外で星を見上げて運命を占っていた側女チェチーリアは、星から重大なお告げを受ける。 皇子たちと狩りに出ていた皇帝スレイマンは事あるごとに衝突を繰り返すセリムとバヤジトに業を煮やしていた。 アマスヤでは、皇子ムスタファが暗殺を企てたとされる商人を問い詰め、真相の一端が明らかになる。 トプカプ宮殿では皇子セリムがマニサへ出発する日が訪れ、皇子の後宮に入れなかったチェチーリアは強硬手段に出る。 第6話 ヒュッレムの憂い 周囲が病状を心配する中、ヒュッレムは真実を必死で隠そうとしていた。 そんな中、スレイマン皇帝の妹ファトマ皇女が予定より早く宮殿に到着する。 皇女は、ある若くて美しい娘を同伴させていた。 アマスヤでは皇子ムスタファが内部の反逆者を見つけ出そうと躍起になる中、意外な訪問者が現れる。 一方、皇子セリムは赴任が決まったマニサに到着。 セリムの後宮にはヒュッレムから新たにヌールバーヌーという名をもらったチェチーリアがいた。 第7話 ムスタファの策略 皇妹ファトマが宴を開き、久しぶりに後宮が活気づいていた。 だが、そんな宴の席でファトマはヒュッレムの心の傷をえぐるような暴露をする。 一方、皇帝スレイマンは、ほぼ毎夜、同じ夢を見ることを気に病み、軍法官エブッスード師に相談をしていた。 マニサでは赴任したばかりのセリムがお忍びで市場を視察。 商人から自分の悪い評判を聞いてショックを受ける。 アマスヤではムスタファが内部の反逆者を特定するため、敵をワナにかける。 第8話 誇り高き者の選択 マニサの市場で自分の悪い評判を聞いた皇子セリムは心が荒れていた。 どうしても夜伽を務めたい側女ヌールバーヌーはセリムの寝所に入り込む。 一方、トプカプ宮殿ではヒュッレムが身も心も引き裂くようなつらい選択をしていた。 だが、その事実を知ったファトマは好機を逃さず、ヒュッレムにさらなる打撃を与えようともくろむ。 そんな中、大宰相リュステムのもとにアマスヤの間諜からムスタファ皇子の計画を知らせる書簡が届く。 第9話 皇子の苦悩 自分の命が狙われていると知らされたリュステムは落ち着かない日々を過ごしていた。 マニサではセリムが落ち込んでいる原因を突き止めたヌールバーヌーが何とかセリムを元気づけようとする。 一方、ヒュッレムがスレイマンの寝所へ側女を送ったことを知ったファトマは、より確実な方法でヒュッレムを追い詰めようと画策。 そんな中、スレイマンとバヤジトの仲を取り持とうと努めるヒュッレムの元にスンビュルからある知らせが入る。 第10話 皇女の追撃 ヒュッレムの怒りを買ったバヤジトは、予定を早めて赴任県へ戻ってしまう。 アマスヤでは海軍提督の娘ミフリュニーサのムスタファに対する思いにマヒデブランが気づき始めていた。 一方、歩兵常備軍のアリ長官の招きで兵舎を訪れたリュステムは、宴は自分を殺すための罠だと思い込んでいたため冷静さを失う。 さらに、久しぶりに2人きりで食事を楽しんでいたスレイマンとヒュッレムの元にファトマが衝撃の事実を知らせにくる。 第11話 愛の鎧(よろい) 皇女ミフリマーフは宮殿で側女たちに揚げ菓子が振る舞われているのを見て驚きの事実を知る。 赴任地キュタフヤに到着した皇子バヤジトはフーリジハンのことを思っていた。 歩兵常備軍との宴席で抜刀騒ぎを起こしたリュステムに皇帝の沙汰が下る。 マニサでは市場での皇子セリムの騒動で側女ヌールバーヌーたちが対応に苦慮していた。 アマスヤではミフリュニーサに縁談話が持ち上がる。 そんな中、ミフリマーフの体調に異変が…。 第12話 心の命 ミフリマーフの体調は幸い大事に至らずスレイマンとヒュッレムは安堵する。 心配してヘルツェゴビナへの出立を遅らせていたリュステムは、捕まえた歩兵常備軍の兵士から自分を陥れた黒幕が誰なのかを聞き出す。 一方、ファトマが離縁した本当の理由を知ったヒュッレムは、アンタキヤからファトマの元夫を呼び出し、ファトマが宮殿へ来た真の目的を知る。 夜、ミフマリーフの回復祝いの席にファトマの元夫ムスタファが現れ…。 第13話 海軍提督の窮地 海軍提督の娘ミフリュニーサの身に危険が迫る。 マニサでは側女ヌールバーヌーが地下牢に入れられていた。 トプカプ宮殿では皇帝スレイマンが皇子ムスタファが帝都に攻め入る夢を見る。 リュステムはヘルツェゴビナへ出立。 皇女ファトマは招かざる元夫ムスタファが帝都に現れたことに腹を立てる。 宦官長スンビュルは後宮でまさかの再会をする。 皇子セリムは訴訟騒動に終止符を打つべく寡婦と会う。 海軍提督フズルは窮地に立たされる。 第14話 スンビュルの恋 娘を拉致された海軍提督は、依然見つからない娘のため意を決してスレイマンのもとへ出向く。 ヒュッレムはスレイマンの子供を身ごもった側女を排除したいと考えていたが、子供を心待ちにするスレイマンを見て迷いが生じてくる。 一方兄セリムの失態を探るため、バヤジトは赴任県を離れひそかにマニサに来ていた。 ヒュッレムの指示を受け翌朝の市場へ出向くはずだったスンビュルは、伝言をもらった行商人の女性のもとを訪れる。 第15話 仕組まれた疑念 マニサの地下牢で意識を失っていたヌールバーヌーは驚きの事実を知る。 トプカプ宮殿でヒュッレムから密命を受けた門衛長ソコルル・メフメトは、イスラムの長老を辞任に追い込むための証拠を探していた。 ムスタファの一行は拉致されたミフリュニーサの行方を懸命に追跡する。 だがその後、責任感の強いムスタファは自身の行動があだとなりスレイマンに深い疑念を抱かせてしまう。 ヒュッレムは占いの結果に強い危機感を覚えていた。 第16話 戒め 兄セリムの不誠実な行いに納得がいかないバヤジトは、この事実をスレイマンも知るべきだと考えていた。 ムスタファはスレイマンから呼び出され、兵舎で起きたリュステムとアリ長官の事件についてスレイマンが下した決断を知らされる。 スレイマンの子を身ごもった側女の出産が近づく中、ファトマ皇女の婚礼が執り行われ、ファトマが帝都から去る日が近づいていた。 一方マニサではセリムの子を妊娠したヌールバーヌーが後宮で騒動を起こす。 第17話 皇子たちの恋 海軍提督の娘ミフリュニーサに思いを募らせる皇子ムスタファは気持ちを率直に伝える。 トプカプ宮殿では婚礼を終えたファトマ皇女が夫との夜を迎えていた。 一方、マニサからヒュッレムのもとにヌールバーヌー懐妊の朗報が届く。 皇子ジハンギルはフーリジハンとキュタフヤにいる兄バヤジトを訪ねる。 皇帝はマトラークチュに密命を下す。 そんな中、ついに皇帝の側女ナーゼニンが産気づき…。 アマスヤへ戻ったムスタファのもとに意外な人物が現れる。 第18話 秘密の関係 皇帝の側女ナーゼニンが無事に出産を終えた。 フーリジハンとキュタフヤにいる兄バヤジトを訪れたジハンギルは、元気がなく部屋に籠もりきりだった。 皇子たちの赴任県を見て回ったマトラークチュが戻り、スレイマンに各皇子たちの報告をするが、セリムに関する報告を聞いたスレイマンは激しく動揺する。 マトラークチュの土産の蜂蜜を病気療養中の海軍提督に渡すようスレイマンから頼まれたリュステムは、ソコルルに蜂蜜を届けさせる。 第19話 禁断の愛 アマスヤで皇帝妃マヒデブランは海軍提督の娘ミフリュニーサと皇子ムスタファが深い仲になることを懸念していた。 帝都では皇女ファトマの言動がきっかけとなり皇女ミフリマーフとリュステムの夫婦関係に微妙な亀裂が入る。 一方、健康を回復した海軍提督フズルが御前会議に出席。 訴訟問題が再燃した皇子セリムは部屋に引きこもっていた。 フーリジハンに思いを募らせる皇子バヤジトは掟破りの行動に出るが、その行為が重大な事態を招くことになる。 第20話 皇帝の孤独 バヤジトが許可なく帝都へ来たことに憤慨したスレイマンの怒りを何とか鎮めようとしたフーリジハンは亡き父イブラヒムの日記帳を持ってスレイマンに会いにいく。 会議中に倒れたフズル海軍提督の容体は悪化する一方で、回復の兆しは見えずにいた。 そんな中、スレイマンはマトラークチュを呼び出し、皇子たちをかばうため自分にウソをついたことを責める。 長年の友たちとの関係の変化を嘆くスレイマンのもとに、さらに悲しい知らせが届く。 第21話 謀略の海図 海軍提督フズルが天に召され、皇帝妃ヒュッレムと大宰相リュステムは、さっそく海軍提督の後任者探しに着手。 海軍を支配下に置きたいヒュッレムはまたもや策を巡らせる。 一方、皇帝妃マヒデブランは、ヒュッレムたちの動きに危機感を募らせていた。 後宮宦官長スンビュルは行商人ジェヴヘルに酒を勧められ、ほろ酔い気分で口を滑らせる。 皇女ミフリマーフは不仲のセリムとバヤジトを見かね、屋敷に兄弟たちだけを招いて食事会を催す。 第22話 深まる亀裂 ミフリマーフの屋敷で食事会が開かれ、久しぶりに兄弟全員が一同に会したものの不仲のセリムとバヤジトの距離は縮まる気配がなかった。 自分に対する激しい嫉妬から兄弟全員に責められていると感じたセリムはヒュッレムの忠告も聞かずスレイマンに会いに行く。 一方、伝令アトマジャはムスタファを守るために命じられた任務を遂行すべきか迷っていた。 そんな中、皇女ファトマのもとへヒュッレムに関する耳寄りな情報が入る。 第23話 ヒュッレムの秘密 皇帝妃ヒュッレムは皇子バヤジトが腹違いの兄ムスタファを慕うことに危機感を覚えていた。 ヒュッレムの秘密を握った皇女ファトマは大宰相リュステムに会い、不安をあおる言葉で揺さぶりをかける。 マニサではセリムが他の女人と過ごしていることを知った側女ヌールバーヌーが皇子の部屋に押しかけるが、その勢いで産気づき…。 トプカプ宮殿では、ヒュッレムの秘密を暴き、引導を渡すべくファトマとムスタファの計画が進められていた。 第24話 最大の裏切り ヒュッレムの秘密の部屋の存在が明るみに出てスレイマンは憤慨する。 秘密が漏れた原因がスンビュルの軽率な行動によるものと知ったヒュッレムは罰としてスンビュルに残酷な命令を下す。 さらにヒュッレムとリュステムはムスタファに次なる一手を講じるべく新たな計略に乗り出す。 一方のファトマやムスタファは今回ばかりはヒュッレムも許されないだろうと勢いづく。 そんなムスタファのもとに来客があるとのことでムスタファは自ら出迎えに行く。 第25話 不肖の息子 キュタフヤのバヤジトのもとに長兄ムスタファから書簡が届く。 ムスタファは至急アマスヤへ来てほしいとバヤジトに要請する。 一方、トプカプ宮殿ではヒュッレムの裏切り行為を許すことのできない皇帝スレイマンが皇帝妃ナーゼニンを連れ、セリムの子供の誕生を祝うためマニサへ。 リュステムのもとには計略のためにアマスヤの名士に送った書簡の返事が届き始める。 ヒュッレムの残酷な命令を実行した宦官長スンビュルは生気を失っていた。 第26話 将来の皇帝 兄ムスタファの赴任県アマスヤを内密に訪れたバヤジトは、ある人物との再会を果たす。 マニサではセリムの息子の命名式が行われる。 マニサ到着時に酒に酔ったセリムを目撃したスレイマンは、息子を許せずにいた。 ヌールバーヌーは、スレイマンと共にマニサに来ていたナーゼニンを殺すようヒュッレムから命じられていた。 さらにマニサにいるスレイマンのもとに、リュステムがムスタファに関するアマスヤの名士たちからの返信を持って現れる。 第27話 長衣(カフタン)の贈り物 マニサから帝都に戻った大宰相リュステムは皇帝妃ヒュッレムにスレイマンがアマスヤの名士たちからの返信を読んだあと、激怒し、押し黙ってしまったことを報告。 ヒュッレムは秘密の部屋の件でいまだ自分の顔も見てくれないスレイマンに手紙をしたため許しを請う。 スレイマンは皇子ムスタファのために豪華な長衣を作らせる。 その後、長衣はアマスヤのムスタファのもとへ運ばれるが、その長衣が誤解を呼び、前代未聞の事態を招いてしまう。 第28話 Coming Soon 第29話 Coming Soon 第30話 Coming Soon 第21話 リンダン・ハンを殺したのは自分だと告白したノミン。 驚いたスマラだったが、ノミン曰く、直接手を下したのではなく、何者かが大ハンの飲み物に毒を盛るのを目撃したというのが真相らしい。 だが、それを知りながら黙っていたのは、リンダン・ハンなど死ねばいいと思ったからだと言い放つノミンに、チムゲは怒りを募らせるのだった。 更に、駙馬であるサロモの本当の妻はノミンで、復讐のために自分が利用されたことを知り…。 第22話 スマラは鬼医の力を借りて目を治すことに。 毒を用いる療法のため命を落とす恐れがあったが、兄・サロモの死と彼を殺したドルゴンへの思いに苦しむ彼女にとって、死は解放と同義であった。 少しも躊躇することなく治療に臨んだスマラは、幸運なことに再び光を取り戻したのだった。 無事に回復し鬼医の元を出たあと、囚われているノミンたちを1人で助けに行くと言い始めたスマラ。 ドルゴンは彼女を何とか説得しようとするが…。 それは元朝歴代皇帝が手にした貴重な宝物で、持ち主は天下の兵に命令できると言われている。 ドルゴンはそれを受け取ると、チムゲの配慮に感謝しながら、スマラたちとチャハルをあとにするのだった。 一方、ドルゴンが後金への帰路に就いたと知らせを受けたホンタイジは…。 第24話 ホンタイジを裏切った罰で拷問を受けた末、土中へ葬られた無言狼。 だが、彼はまだ生きていた。 瀕死の状態でスマラの元に辿り着いた無言狼は、実はホンタイジの手下なのだと正体を明かし、かつて救ってもらった恩があることを告げた。 これまで何度も自分を守ってくれた恩人を見殺しにしたくないスマラは医者を呼ぼうとする。 しかし、それを制した無言狼は、ドルゴンの命を救ってくれるものだと言って、ある巻物をスマラに手渡し…。 第25話 争い事の絶えない後宮から姉のハルジョルを遠ざけたいブムブタイは、早めにホルチンへ帰るよう促していた。 そんな折、王妃ジェルジェルがハルジョルの歓送の宴を開くことに。 宴が終わり次第、すぐに姉を出発させられるよう手筈を整えるブムブタイ。 しかし、宴の最中にハルジョルが倒れてしまう。 更にまずいことに、ホンタイジが彼女を見初めてしまったようだ。 ハルジョルがジェルジェルの駒にされるのを恐れるブムブタイは…。 第26話 敵国タタールの副将・バトゥを取り逃がしてしまったドルゴンたちだったが、逃走を手引した間者の男は捕らえることができた。 死んだ自軍の兵たちの敵を討つため、その場で男を斬り殺そうとするドド。 だが、男の言動にただならぬものを感じたドルゴンは、それを思いとどまらせるのだった。 一方、ホルチン随一の美女であるハルジョルを何としても手放したくないホンタイジは、故郷に帰るか否か逡巡する彼女を麗側妃に封じ…。 第27話 ハルジョルが危篤に陥った。 原因は、スマラがチャハルの鬼医に頼んで用意した薬である。 激怒したホンタイジは、明朝スマラを処刑するよう命じる。 ブムブタイはスマラの無実を訴えるも、ホンタイジは聞き入れようとしなかった。 同じ頃、後宮では昏睡状態だったハルジョルが目を覚ました。 突然のことに驚く一同に対しハルジョルは…。 第28話 「イスを逃がしたのは私です」。 ドルゴンの思いも寄らぬ言葉に驚愕するホンタイジ。 朝堂にいた大臣ら全員を下がらせた彼は、その理由を説明するようドルゴンに命じる。 怒りが収まらない様子だったホンタイジも、聞くうちにすべては後金を思っての行動だったと理解し、いつしかすっかり平素の落ち着きを取り戻していた。 その頃、罪人であるイスの逃亡に手を貸すという大罪を犯したことを自白するため朝堂に向かったスマラは…。 第29話 ノミンは好きな人ができたという。 今は亡き最愛の兄・サロモのことを思うと一抹の寂しさを覚えるが、サロモに代わって彼女を守ってくれる人が現れたのは喜ばしいことだとスマラは思った。 相手が誰か分かったのは、3日後に開かれた宴の席だった。 ホンタイジが十五王子のドドに庶福晋としてノミンを与えると宣言したのだ。 第30話 ハルジョルのおなかの子を殺した本当の下手人は燕側妃だと判明した。 スマラがハルジョルへの贈り物として刺繍絵を作ることを知り、侍女のジーランに命じて密かに刺繍糸に麝香を染み込ませたのだ。 事を重く見たホンタイジは、すぐさま彼女を処刑するよう言い渡す。 悪事が露呈し言い逃れはできぬことを悟った燕側妃は、寵愛を奪ったハルジョルを恨み、怨霊となってたたってやると呪いの言葉を放って自ら首を切り、果てるのだった…。 第31話 冷宮に追いやられたうえ、愛娘のヤトゥとも引き離されたことで自暴自棄になり、池へ身を投げようとするブムブタイ。 すんでのところでスマラに助けられたものの、気が弱っていたためか、その晩、高熱に見舞われてしまう。 同じ頃、美貌を取り戻さなければホンタイジの寵愛を失うのではと危惧するハルジョルは、額の傷痕を一刻も早く治すべく、遠方の医者の元に向かっていた。 その道すがら、彼女は突然、黒衣の集団に襲われ…。 第32話 もう愛は消えたと、スマラに告げられたドルゴンは、悲しみのあまり大酒をあおった。 酩酊し、トゥオヤーをスマラと勘違いして愛の言葉を囁くドルゴン。 ドルゴンは、そんな彼女を抱き上げ寝台へと向かうのだった。 一方、愛するがゆえ、ドルゴンに心にもないことを言わざるを得なかったスマラは、タタールへ向かう馬車の中で1人涙を流し…。 第33話 病弱なハルジョルが倒れ、命が危ぶまれる状態に。 それを聞いたジェルジェルは顔色を変え、これまでどんな苦労にも耐えてきたのは、自分が王妃という位にあったからこそだと怒りをにじませる。 他に手だてはないと説得にかかるホンタイジだったが、いくら忠実なジェルジェルでも、王妃の座を譲るなど承諾できるはずもなく…。 第34話 サルラの作った毒に苦しむスマラ。 助けるには、スマラを愛する男の目玉を使って作る毒消しが必要だという。 にわかに信じがたい話だが、他に策がなければやむを得ない。 自分のために誰かが傷つくことを望まないスマラの性格を思ってのことだ。 だが、スマラ自身が2人の話を密かに聞いてしまい…。 第35話 タタール平定を実現したスマラとドルゴン。 2人はその功績が認められ、とうとうホンタイジから結婚の許しを得ることができた。 長年の夢がかなうことに喜びもひとしおのドルゴンはさっそくスマラを娶る準備を始める。 そんななか、祈祷をしていた大師に天からお告げが。 ハルジョルの病をはじめとした不吉な兆しは吉祥の始まりで、天命を受けた仙女を捜し、その神通力を解放して王妃の位を与えれば、天が後金を守るというのだ…。 第36話 仙女だとして祈年宮に閉じ込められたスマラ。 どうにか抜け出そうと考えていた矢先、後金の国運を左右する仙女を皇帝に献上しようと企む明の刺客が押し入り、彼女は連れ去られてしまう。 事件はそれだけではない。 こたびの仙女捜しを進言した大師が、突然、謎の死を遂げ…。 その時、死んだはずのスマラが目を開いた。 予言どおりに生き返ったのを見て、周りは騒然。 これは明軍の中に潜むドルゴンの配下とスマラの共謀なのだが、何も知らない兵たちは彼女を本物の仙女だと信じ込み、天命に逆らって出陣すれば明軍は全滅すると恐れ始めた。 大将軍は、兵を惑わすスマラに止めを刺そうとするが…。 スマラは、簒奪だけは避けなければならないと忠告するがブムブタイは耳を貸すどころか、もしドルゴンが大ハンになったら王妃の座を自分に譲るよう言い放ち…。 第39話 ヌルハチがホンタイジを後継者に選んだことは紛れもない事実だった。 ホンタイジの独言を物陰で偶然聞いてしまったスマラは、自分が遺詔を早く処分しなかったがために後金を危機にさらしてしまったことを懺悔する。 同時に、後金の平和と安寧を願って命をささげると、亡き先ハンに誓うのだった。 その頃、ドドたちとともに宮殿に乗り込んだドルゴンは、ハン位を返すと天下に布告すれば命だけは助けるとホンタイジに迫り…。 第40話 ホンタイジに嫁いでから今まで、どれだけ苦しい思いをしながら尽くしてきたか、涙ながらに語るジェルジェル。 陰謀渦巻く後宮で唯一頼りにしていたランばあやも失った。 そのうえホンタイジからは、権力に目がくらんだ女だと思われ、彼女の心は疲弊していたのだ。

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ゾム 裏切り 小説

・ご本人様はなにも関係ありません。 作者のイメージの産物です。 ・苦手な人、地雷がありそうな人は閲覧をお控えください。 ・何でもOKという方はどうぞ。 ・作者は関西の人間ではないので、関西弁がおかしい場合があります。 ご注意を。 ・前編はトントン、コネシマ、オスマン、ゾム中心 ・軍パロもどきです。 [newpage] 「あ、おったおった! トントーン!」 バタバタと走る騒がしい足音と共に元気のいい声が廊下に響く。 アジトの廊下という気の置けない場所とはいえ、もう少し静かに行動できないものか。 トントンはため息を溢しつつ、近付いてくる足音の主を待つことにした。 声だけでわかるが、一応待っていることを知らせるためにもトントンは振り返った。 光に反射して輝く、濃い金色の短髪。 日に焼けた健康そうな肌を汚れのない迷彩服が包んでいる。 そのスカイブルーの瞳は明るく輝き、表情は溌剌としていて、元気な好青年といった印象を人は受けるだろう。 予想通りの人物だ。 しかし、トントンはサッと顔色を変えた。 嫌な予感がする。 「コネシマ、あんまりキャンキャン騒ぐな」 騒がしい男の後ろから、悠然と静かに歩いてくる男が、前を行くコネシマに朗々と響く声で注意した。 トントンの嫌な予感の原因である。 コネシマはピタリと足を止めて、恐る恐る後ろを伺った。 どうやら、その人が後ろにいたことに気付いていなかったらしい。 「グ、グルッペン……」 トントンからは見えないが、コネシマの顔色は絶対に青くなっていると断言できる。 皺ひとつない漆黒の軍服に身を包み、コネシマよりも淡い金髪を右半分後ろに撫で付けた男。 ダークグレーの瞳を銀縁眼鏡の奥で細めて笑う、この男こそが、ここのリーダーであるグルッペン・フューラーだ。 通称、総統閣下。 総てを統べる者である。 「どこ行ってたん、総統。 オスマンが探しとったで」 数刻前、珍しく焦りを表面に出したオスマンが、トントンのところにグルッペンの居場所を聞きに来たのは記憶に新しい。 トントンはもちろん、グルッペンは執務室にいると考えていたので、慌てて探しに出たのだ。 しかし、見つからずに廊下にどうしたものかと居たところをコネシマに声をかけられたのである。 「グル氏後ろにおったから声かけてくれや! お前探しとったんやで!」 グルッペンが怒っていないことに気付いたコネシマはすっかりいつも通りに話し掛ける。 しかし、トントンは思わずグルッペンから半歩後ろに下がった。 機嫌が良さそう、に見える。 だが、やはり嫌な予感がする。 トントンも平静を装って、声を掛けたが、本当ならば今すぐここから離れたかった。 「ん? そうだな。 悪かった。 少し、確かめたくてな」 ニィ、とグルッペンが妖しく笑う。 「コネシマ! 下がれ!」 トントンが声を張り上げたのは、ほぼ同時だった。 コネシマは反射的に一歩退いた。 そこにグルッペンのナイフが空を切る。 「チッ、勘が良いな」 「何するんや!?」 咄嗟に構えの姿勢をとるコネシマだが、グルッペンは追撃する気はないらしい。 「やはり、コネシマはお前のチームだな」 ふむふむ、と一人頷くグルッペンは、トントンにナイフとは反対の手に持ったものを投げ渡した。 ヒュン、とこちらに飛んできたそれを、トントンは受け取る。 豚が描かれた小さな旗だった。 服に留められるようになっている。 「最近暇だからな、今からチーム戦をしよう。 範囲はアジト内。 武器は近接のみ、銃器の使用は認めん」 「はぁ!? 何言っとるんや!」 慌ててトントンはそう言うが、グルッペンは答えず、トントンに渡したのと同じ形の旗をこちらに見せた。 描いてあるものは豚ではなく十字架だ。 「私のチームとトントンチームに分かれて行う。 大将の旗を奪ったチームの勝ち。 制限時間は五時間」 「お前のチームはコネシマ、オスマン、ゾム。 私のチームはシャオロン、ひとらんらん、大先生だ」 つらつらと説明してくることからして、どうやら計画していたらしい。 「通達はお前たちが最後だ。 ……あ、大先生にはまだだったな」 まぁ、シャオロン辺りが言いに行っているだろうと呟いて、グルッペンは踵を返す。 「それでは、戦争を始めよう」 あぁ、嫌な予感の正体はこれか。 グルッペンは足音を立てず、すぐに姿を消した。 「どういうことやねん……」 呆れ混じりのコネシマの言葉に、トントンも頷いてしまう。 ホンマ、どういうことやねん。 [newpage] 「いったいどういうことなん?」 「俺にもわからん。 ただ、グルッペンが来てお前トントンのチームなって言うたからここに来てみたんやけど」 「右に同じくー」 コネシマの疑問に答えたのは、すでにトントンの執務室に来ていた、来客用ソファーに並んで座っているゾムとオスマンだ。 通称『味方最大の脅威』と、この組織の優秀ブレーンでもある変態、『狂犬チワワ』と、戦力は向こうとさほど変わらないだろう。 むしろ、攻撃可能な範囲が近接のみなら、ゾムがいるだけこちらに有利だ。 ゾムはモスグリーンの戦闘服のフードを脱いで、トントンを見る。 ライトブラウンの髪から覗く、緑色の瞳が好戦的に煌めいていた。 「俺らの大将はトントンなんやろ。 具体的なルールは?」 「制限時間はさっきグルッペンと遭遇してから五時間、恐らく十八時やな。 範囲はアジト内、近接武器のみ使用可。 グルッペンの付けてる旗を先に取ればこっちの勝ちや」 「その豚取られたら、こっちの負けってことだね」 ほっそりとした白い指がトントンの左胸を飾る豚を指差す。 さすがはオスマン、理解が早い。 トントンよりも鮮やかな緑の軍服を着た男は、アシンメトリーのブラウンヘアを揺らして立ち上がった。 「なら、いつまでもここにいるのはヤバイでしょ」 いつの間にかブーツに仕込んでいた隠しナイフを抜いている。 「確かに、それに今から武器庫で吟味してる時間はなさそうやなぁ」 ゾムもそう言いつつ懐から大振りのナイフを三つ取り出した。 相変わらず、人間武器庫のような男である。 今から地下の武器庫に行くのは大変なため、助かる。 「ほれ、シッマ。 一本貸したるわ」 ポンッとまるでボールを投げるかのように刃物を軽く投げ渡すゾムに、コネシマは笑って受け取った。 チワワでも戦闘員だ。 「時間があればチェーンソー取りに行ったんやけどなぁ」 「死人出す気か!」 真面目な顔で言ったコネシマに、トントンは慌ててツッコむ。 「近接のみやなかったら、試したい爆弾あったんやけどなぁ」 「だから! 身内の模擬戦で死人出そうとすな!」 基本的に戦闘となると、容赦がないメンバーである。 近接武器に限ったとはいえ、各々が手にするのは本物のナイフや刃物、鈍器だ。 当たればもちろん怪我をする。 けれど、楽しみだと笑うのだ。 「にしても久々だねぇ、身内戦」 弾んだ声のオスマン。 いつもは細められている目が少し開いて金色がナイフに反射する。 トントンも自分のデスクから大きめのナイフを二本取り出した。 一応隠しナイフも持っているが、万一のために武器は多い方がいい。 「ええなぁ、トントン。 俺の部屋だったらもっと色々あったのに」 そうぼやくゾムの部屋は、もはや武器庫と同レベルである。 別名第二の武器庫。 ゾムは壁一面様々な武器が隠してある部屋で寝起きしているのだ。 この間シャオロンがふざけてベッドの下を覗いてみたら、サブマシンガンが無造作に転がっていたと泣いていた。 「作戦は?」 コネシマの問いに、トントンは考えていた作戦を口にする。 「とりあえずはコネシマ特攻、ゾム偵察と敵位置把握、オスマン後衛指令役。 連絡コードはオスマン経由でいこか」 「了解、敵さんは散らばっとるかな?」 「わからんな。 でも、恐らく大先生の部屋に一旦集まったはずや」 「成程。 じゃあ、ちょっと見てくるわ」 今回のステージは勝手知ったるアジトである。 ゾムは音もなく姿を消した。 オスマンは、この組織オリジナルの端末を取り出してイヤホンマイクを自分につける。 優秀な研究員が開発した努力の結晶だ。 探知されない、盗聴されない優れものである。 ちなみに、この組織の人間は全員持っていて、同じく持っている人間と通話できる。 ちなみに、一人が繋げていればあとの人間は専用のイヤホンマイクをつけているだけでいい。 「じゃあ、通信繋げるで」 慣れた仕草でオスマンが端末を操作する。 その間にコネシマとトントンもイヤホンマイクをつけた。 『あー、聞こえる?』 耳に直接響くオスマンの声にトントンとコネシマは頷いた。 『オッケー』 先ほど別れたゾムの声も明瞭に聞こえる。 「お、向こうも通信してるみたいだよ」 この端末では仲間内の誰と誰が通話しているかわかるようになっている。 必要ならばその回線に乱入することができるのも仲間内ならではだろう。 今回の場合は、敵対しているメンバー同士は連絡を取り合わないことが暗黙の了解だ。 「じゃあ、オレもそろそろ行くわ!」 一度ナイフを上に放って構え直すと、コネシマは部屋を出ていった。 さて、ずっとここにいるわけにもいかない。 「そろそろ俺らも移動しよか」 「どこ行く? トントン」 オスマンが素早く画面を操作しながら、いつも通りの柔らかな狐目でトントンを一瞥した。 「んー……、ゾム」 咄嗟に場所が思い浮かばなかったので、ゾムにふる。 実際に偵察しているのだから、適所を選んでくれるだろうという考えだ。 『赤の応接間でええんちゃう? さっき誰もおらんかったで』 トントンの予想通りしっかりと意図を汲んでそう言ったゾムに礼を言うと、オスマンと二人、執務室を後にした。 [newpage] 「ホンマ、グルちゃんなに考えとんねん」 コネシマはぼやきながらアジト内を進んでいた。 定期的に手から離れる大振りのナイフは宙をくるくると回って、再びコネシマの手に戻ってくる。 コネシマ自身、戦うことは好きだ。 仲間内で練習と称してこうしたゲーム的なものをやるのも嫌いじゃない。 しかし、今回は些か急すぎた。 更に、いつもは放送で知らされる模擬戦が、グルッペンの口頭で伝えられたことも気になる。 まるで、それまでなにも準備していなかったかのように。 時折入る他の三人の通信に耳を傾けながら、コネシマは廊下を進む。 このまま真っ直ぐ進めば、ひとらんらんの仕事部屋がある。 もう少し行ったところを左に曲がれば、黒の資料室だ。 どちらに行こうか、と悩む。 『シッマ、現在地』 通信で入った名指しのゾムの言葉に、コネシマは端的に現在地とどちらに行くか悩んでいることを説明した。 くるくるくる、ぱしっ。 宙に投げたナイフをキャッチし、また投げた瞬間、すぐそこの曲がり角から人が飛び出してきた。 「うおっ!?」 ぐんと迫る黒い影。 コネシマは放ったナイフはそのままに、自ら一歩距離を縮めて顔面目掛けて回し蹴りをする。 相手の側頭部にまともに当たる感触がしたので、その反動のまま、地面に落ちる寸前たったナイフを宙で拾い上げ、今度はナイフを振るう。 コネシマが最も得意としているのは徒手空拳による近接戦だ。 元が身軽なコネシマは、お互い武器を持たなければゾムと互角にやりあえるほど強い。 ナイフを倒れた相手の眼前に寸止めして、コネシマは怪訝そうに眉をしかめた。 黒い覆面を被ったそれは、どう見ても仲間じゃない。 ということは、部外者であり、侵入者ということだ。 「誰や、お前」 低い声でコネシマが呟く。 しかし相手は痛みに呻くばかりで、言葉を発することはない。 『コネシマ! なにがあった!』 先ほどのコネシマの焦った声が聞こえたのだろう、トントンの緊張感を帯びた声が機械越しに響く。 「んー、侵入者らしきもの捕まえたんやけど」 どういうこと、コレ。 部外者がいるなんて話は聞いていない。 しかも相手はコネシマを見るなり襲いかかってきた。 『え? グルッペンチームの誰かとかじゃなく?』 「こんなやつ知らんわ」 そう言いながらも、コネシマは慣れた手つきで鳩尾に一発入れて相手を気絶させてから、覆面を取る。 やはり、見たことのない顔だ。 「これは、グル氏に連絡した方がええやろ」 コネシマは現在、端末を持っていないため、オスマンに頼んでグルッペンに通信を繋いでもらう。 『……繋がらない』 総統には何があっても繋がるはずの緊急連絡ルートのがある。 リーダーの指示を仰がなくてはいけない場面は以外と多いからだ。 だから、グルッペンは会議中であろうと、どこかの国のお偉いさんと会談中だろうと、その連絡には出る。 自分の判断が仲間に必要だと思ったら、なによりも優先するのだ。 それに、今やっているのは仲間内のチーム戦であり、こちらの状況から考えれば、グルッペンが通信に出られないほどのことがあったとは考えられない。 『ゾム、今から任務変更。 グルッペンを探せ』 トントンのいつもより低い声。 『コネシマはソイツを赤の間まで持ってこられるか?』 「お、おう。 まだそんな離れてへんからすぐ行くわ」 相手の靴紐を抜くと、それで両手を縛り上げてコネシマは返答する。 ぐるぐると、腹の底で渦巻く不安は消えることはなかった。 [newpage] オスマンは考えていた。 白い指は長い方の髪をくるくると巻き付けている。 もう片方の手は通信端末の上を泳ぐように動く。 グルッペンを探していた数刻前、オスマンはグルッペンを見つけたわけではない。 グルッペンに見つけられたのだ。 いつもなら、執務室にいない彼に一番に気付くのはトントンなのに、今日は自分が先に気付いてしまった時点で運がないと思っていた。 手に持った資料を総統の机に置く。 仕事が滞るのを嫌うあの男の机はいつも綺麗に片付いている。 トントンとオスマンの机の上とは大違いだ。 二人の処理能力以上の仕事が常にあるのだから仕方ないのかもしれないが。 大先生に至っては自己責任としてか言いようがないので、一緒にしてほしくない。 あれは女と遊びすぎなだけだ。 色々と報告事項もあったので、オスマンはトントンと、たまたま捜索中に会ったコネシマに声をかけてグルッペンを探すことにした。 ほどなくして、総統閣下に出会えた。 いつも通り、そのゲスさの滲み出た笑みを浮かべたその男は、チーム戦をやることとトントンのチームに入れということを伝えて颯爽と去っていった。 あの人はいつだって、突然だ。 きっと自分の頭の中では色々と考えていたのだろう。 それを口に出すまで、悟らせない。 だから、今回のこともオスマンは気づけなかった。 繋がらない通信、部外者の侵入。 「……アイツ、なに考えとるんや」 「オスマン?」 唸るように言ったオスマンを怪訝そうに見るのはトントンだ。 縁なし眼鏡の奥に瞬く赤色の瞳が、真っ直ぐオスマンを見ていた。 トントンはグルッペンの右腕だ。 けれど、彼だってなにも知らされていない。 昔からそうだとトントンは言う。 オスマンよりも前からトントンは総統と知り合いだった。 いつも不敵に笑うあの男をずっと横で見てきたトントンは、不安になったことはないのだろうか。 「俺ちょっと出てきていい?」 首を傾げたトントンが言う。 考えていたオスマンは一度大きく目を瞬くと、思わず声がこぼれる。 「え?」 今、この状況で動くというのか。 「コネシマが連れてくる奴頼んだわ」 「え、ちょっと、トントン?」 しゅるん、とナイフが二つ、重なって鳴る。 これはもしかして、とオスマンはそっとトントンの表情を窺う。 赤い瞳がギラギラと燃え、唇は弧を描いている。 その表情は、堕天使モードと仲間のあいだで呼ばれるものだった。 「俺が動いた方がええやろ」 ああ、そうか。 とオスマンは納得した。 我が組織の大天使はいつだって味方一番頼もしい男であり、ストッパーでもあるのだ。 侵入者の把握と暴走するメンバーを止めるのに彼は必要だ。 オスマンは、ひらりと手を振って見送る。 そして再び通信端末に指を滑らせた。 [newpage] ゾムは物陰に潜み、敵の様子を探っていた。 トントンに任務変更を言い渡されたため、グルッペンを探しに来たのだが、覆面の侵入者がまたいた。 どうやら、コネシマが遭遇した以外にもいるらしい。 これは、オスマンの報告待ちか、それとも……。 思わず上唇を舐める。 あまり、考えすぎないほうがいい。 自分は戦闘員だ。 ならば、するべきことはひとつ。 「目の前の敵は排除するべきだろ」 ゾムに気付かず通りすぎたそれに、迷わずトリガーを引く。 武器は近接のみと言われていたが、それは模擬戦の話だ。 別に持っているだけなら構わないだろうといつも通り懐に一丁忍ばせていたのだ。 サイレンサーもついていないそれは、大きな音とともに、侵入者の左腿を貫いた。 悲鳴ともに、それは倒れる。 物陰から飛び出し、うるさい口に銃口を捩じ込む。 目出し帽のようなそれは、ご丁寧に口にも穴が空いていたため容易く入れられた。 「よう、うちに何の用や?」 周囲への警戒は怠らず、倒れ伏した男に馬乗りになって、にっこりと微笑んで見せる。 出来ればさっきの銃声で敵も味方も集まってくればいい。 この場合の敵は侵入者、味方は組織のメンバーのことだ。 弾の貫通した腿がよほど痛いのだろう。 銃口に阻まれてくぐもった呻き声しか聞こえない。 「こそこそと勝手に入ってきたんやから、それ相応の報いを受ける覚悟はあるわけやんなぁ」 それにしても誰も気づかないなんて珍しい。 防衛面ではトントンの指示のもと、かなり気合いの入った設備が投入されているはずであるし、こんなにきな臭い話を情報戦に強いオスマンや大先生が掴んでこなかったというのも珍しいのだ。 こんな表層部には大した情報はないとはいえ、こうもみすみす侵入を許したのは内通者がいたからではないのか、とゾムの脳裏にはその可能性が巡る。 この組織がもっと大きく、構成員が多数いれば、ゾムはその考えを真剣に追っただろう。 しかし、この少数精鋭の組織で、ゾムが疑える人間はいなかった。 そういえば、前にコネシマがシャオロンとじゃれあって窓ガラスを割ってしまったことがあった。 その時の大騒ぎは今でも忘れられない。 鳴りやまないけたたましいサイレンの音に、窓に次々と鉄格子が形成され、出入り口は完全に封鎖されてしまった。 あのときはアジトの外に出られず、出張中のトントンに泣きついた。 そういう風に鉄壁の守りであるからこそ、この侵入者たちは異様なのだ。 そろそろいいかとゾムは口から銃口を引き抜き、それを今度は額にあてる。 「答えなきゃ撃つで? お仲間はもう捕まっとるし」 ゾムはにやりと笑う。 緑のフードと髪に隠れたグリーンの瞳が妖しく光る。 それを聞いた覆面の男は乱れた息で、低く嗤った。 「誰に裏切られたかも知らず、己の牙を見せびらかすか」 ゾムは左手で男の首を掴む。 ほとんど反射だった。 「この状況で挑発か。 頭おかしいんとちゃうか?」 「……っ、うらぎ、たおと……の、し……で……」 男の声は聞き取りにくかったが、確かにこう言っていた。 【裏切った男の指示で動いている方が余程馬鹿だろう】と。 ただの戯れ言だ。 ゾムを惑わそうと苦し紛れに吐いた虚言だ。 そう思うのになぜか、ゾムの脳裏には淡い金髪と黒の軍服が浮かぶ。 その言葉を切って捨てるには、今まで考えていたことが邪魔をする。 「グルッペン・フューラーは、自分の組織の情報を……」 そこまでだった。 ゾムの右手はトリガーを引いていた。 信じられない。 だが、そうであるなら、疑問は解消する。 グルッペンは、自らのアジトに彼らを招き入れたのだ。 動かなくなったそれから、ゾムは離れる。 だとすれば、この模擬戦はなんだ? グルッペンチームは全員裏切り者なのか? 「……聞いてたか?」 耳に手をあて、ゾムは声をかける。 帰ってきたのは三つの沈黙。 「俺は、引き続きグルッペンを探す」 まだ、わからない。 この信頼は他者の言葉でそう容易く揺らぐものじゃない。 それでも確かに、大きな疑惑の種が蒔かれたのは間違いなかった。

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